ついに…ついにこの日がやってきました。
フルサイズでFA limitedを使うという念願の夢が叶う時がきたのです…!!
FA LimitedというのはPENTAXの誇る至宝のレンズ達。
という三本のレンズを指します。FA Limited三姉妹という言葉もこの三本。
今も僕の基準として君臨するFA31。PENTAX使いなら必ず知ってる宝石です。
ポートレートの銘玉。人を撮るなら是非一度使ってみて欲しい。
発売からかなりの年数が経っていますが本当に多くの方に愛されてます。さて、疑問に思う人もいますよね。なぜPENTAXのレンズを使うためにわざわざSONYのボディを買ったのか…。
というわけで
ポイント
- PENTAXの名レンズをSONYのα7 IIで使うことにした理由
をお伝えしたいと思います。
SONY α7iiを選んだわけ
あれ?なんでPENTAXのフルサイズ一眼レフK-1じゃないの?という声が聞こえてきそうですね。
そうですね、非常に悩んだんです。悩んだんです。
それから、ペンタックスのレンズが装着可能なボディとして候補に挙がったのはCANONのボディ。EOS 5D辺りも候補に上がったのですが、まぁこちらはPENTAXのレンズは絞りレバーがあったりするのでミラーに干渉したりするボディもあるらしく、加工が必要だったりで見送りました。
つまり…
ポイント
- フルサイズのセンサー
- 電子ビューファインダー(EVF)
- オールドレンズ・他社レンズが装着可能
- 軽く・値段もこなれている
と僕の理想に近いソニーのフルサイズα7 iiに乗り換えることにしたのです。
ひとつずつ紹介していきますね。
フルサイズ本来の画角が使える
-
【PAPAPAカメラ理論】撮影素子(イメージセンサー)について!サイズの違い・機種一覧!
続きを見る
どういうことかというと…イメージセンサーの大きさで画角が変わってしまうんです。よく意味がわからない、という方は先に上の記事を読んでみてください。
僕は今までPENTAX K-3iiを使っていました。
ほとんど不満はなかったのですがどーうしてもFA31の本来の画角を使いたかった。
APS-CのK-3iiではレンズの中心部分のみをトリミングするような形でしか使用できず、例えばFA31だと31mm×1.5=46.5mmの画角のレンズとしてしか使えないんです。
俗にいう35mm判換算ってやつ。
これはこれで標準レンズとしていい画角なんですけど、FA31のレンズ本来の画角ではないんですね。
どれくらい違うのか、ご存知ですか?
実際のフルサイズとaps-cの見え方の違い
APS-C(35mm判46.5mm相当)
フルサイズ(31mm)
とりあえず娘の遊び場所を撮りましたが、上の2枚は全く同じ場所から撮った写真。
これだけ見える範囲が違います。フルサイズの方はパソコンまで見えていますね!これがAPS-Cとフルサイズの画角の違いです。
結構違うと思いませんか?
フルサイズでは本来の31mmとして使うことができますから、α7iiでそれを発揮できる!というわけです。
EVF(電子ビューファインダー)
K-3iiを使ってた時の不満の一つに、眼鏡の僕には光学ファインダーは使いづらいと感じていたことがあります。
PENTAXの前に使っていたカメラがミラーレスのOLYMPUS OM-D E-M10だったので尚更だったのかもしれませんが。
マニュアルフォーカスでピント合わせをするんだったら拡大してきっちりピントを合わせたいという欲求もありまして、最後あたりはほとんど背面モニタでピント合わせする始末。
結果として光学ファインダーは僕には向いていない、ミラーレスでいいんじゃないかと。
装着可能レンズがとても多い
これは、バックフォーカスの短さやミラーレスによる干渉の可能性の少なさ、アダプタの豊富さからくる利点です。
まぁ難しいことは置いといてとりあえずアダプター用意すればどんなレンズでもくっつくくらいでいいんじゃないでしょうか。千円くらいのオールドレンズでもオッケー!知り合いからレンズを借りまくるのもオッケー!(笑)
実はマウントアダプターのアクセサリで紹介していますが、AFもできるんですよ…。
さて、僕の所有するFA Limitedレンズは2本。
FA43も持ってたんですが、機動性のあるカバン一つで出歩くことが多く,レンズは2本だな、と思ったらこの2本になりました。実際、焦点距離は広角用の30mmと中望遠の85mmがあれば、旅行なんか行ってもそこまで不便は感じません。
ちなみに、カバンから取り出す時にすぐどっちのレンズが付いているか確認できるという理由で色がブラックとシルバーで分かれています。
軽量で価格も安い部類
重さはさすがミラーレス。
もうマイクロフォーサーズのカメラとおんなじ位の重さ。レンズによってはこっちの方が軽いかも?あちこち出かける人にとって軽さは正義。
あ、もう一つ。フルサイズにしてはかなりお安くなってます。
超大事。
多少型遅れになりますが、初代のSONY α7は大特価も大特価!。値段をみてみますよ…
圧倒的なコストパフォーマンス!!
コスパが高いと言われるペンタックス、nikon、canonなど他メーカーと比べてもとっても安い。さすがセンサーを自前で作ってるだけありますな。
売れれば売れるだけ安くなる。フラッグシップのα9が発表されましたから買い時だと判断したところ、とーってもいい買い物ができました!
2018.5.24追記
α7 IIIの登場で一気に値段がさがりました。他のメーカーの値段を考えるとこれ以上大きくはそうそう下がらないでしょう。にしても安い…
α7 iiにオススメのアクセサリ
液晶保護シート
まずは言わずもがな、背面の液晶に貼り付ける保護シートですね。ファインダーを覗く時に鼻が当たったり、バックの中で擦れたりするのを防止する効果があります。まぁ何よりも
売る時に減額査定されづらい。
中古なんか見てると、液晶にちょっと擦れで色味がおかしくなってるだけで相当価値が下がる傾向にあります。そんなに高くないですから必ずつけておきましょう。
ちなみに僕はこの純正のセミハードシートを選択しました。貼りやすくて貼った後も違和感もありません、オススメです。
アイカップ
これ、実は買う前に大手量販店で感じたことだったんですが、アイカップが硬くて分厚いんです。眼鏡をつける人にはなかなかしんどくてですね。
調べてみると、純正で違う種類のアイカップが販売されていて、どうやら上位機種のα9に採用されているアイカップのようです。ついでに外れにくくなっているみたい。
即交換しました(笑
マウントアダプター
レンズありきでボディを買ってるためアダプターは必需品。僕は八仙堂のマウントアダプターで装着していますが、今ならK&Fがよさそう。
アダプターがなければPENTAXのレンズをSONYにつけることはできません。フランジバックを調整するだけなのでただの筒です。
2020.9.5追記
実はソニーのフルサイズならライカMマウントに変換するとLM-EA7というアダプターが使えます。なんとこのアダプターはどんなレンズでもAFが使えるようになるという魔法のようなアイテム。
FA LimitedならPENTAX Kマウントのレンズなので
- FA Limitedレンズ(PENTAX Kマウント)
- マウントアダプター(K→ライカMマウント)
- LM-EA7(M→ SONY Eマウント)
- SONY α7ボディ(E)
という風にマウントアダプター2つを組み合わせることで使用できるようになるんです。高価なアダプターではありますが、是非一度使って欲しいですね。
装着したら違和感がなかった件
ついにできたぞぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!
そうそう、撮影前にちょっと設定を変えておきましょう。
MENU → カスタム設定 → 4 → レンズなしレリーズ 許可
電子接点のないアダプターを介しているので、この設定をしないとシャッターを切ることができないので注意です!
おまけ 他の設定は?
自分の使い方だと、AFを一切使わないのでボタンの設定はマニュアルフォーカスに特化しています。あまり需要はないでしょうから割愛いたしますね!
マニュアル特化の設定紹介ページを作りました!
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SONY α7 IIのマニュアル特化のおすすめ設定!オールドレンズに使えるカスタム例!
続きを見る
まとめ 幸せはここにある。
フルサイズ最高!ひゃっほう!
ちょこちょこ一眼レフとの違いはありますが、フルサイズには違いありません。特に、sonyのAPS-C のNEXやαで
「もうちょっと広く写ればなぁ」と考えているならば!
フルサイズに憧れがある人ー!
乗り換えるなら今ですよ!!!
乗り換えても今持ってるレンズだってアダプター買うだけで全部使えますしお得ですね!
PENTAX FA31 F1.8 AL Limited + SONY α7 II
PENTAX FA77 F1.8 AL Limited + SONY α7 II
ボケ方とか綺麗じゃないですか??多少余計なものも写ってますがお許しを。
FA31もFA77もいろんな場所で大絶賛されているだけあります。どちらのレンズも特徴として開放ではすこし懐かしいような描写と、美しいボケ味。絞れば隅まできっちり解像します。
FA43も同じ傾向。(FA31より解像するかも)
逆に言うと、開放からキッチリ解像する、今どきのレンズではないので、万人には好まれないかもしれません。FA31は広角風景や室内ポートレート。FA77は室内〜屋外ポートレート。
FA77は意外と寄れるうえに、中望遠の王道85mmに比べると若干画角が広いので風景を活かしたポートレートにできます。 被写体として女性や子供を撮るのに最適です。何しても美人レンズですよ、コレ。
ただ… 現代の選択肢の多さからみると、「何を撮るにも完璧」という組み合わせではありません。撮るのが難しい状況というのも存在します。次はその辺りの話と、できるだけいい写真が撮れるようにと試行錯誤したα7ii側の設定についても触れていきたいと思います。
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