OLYMPUSアダプター直接対決！MMF-1 vs MMF-3！違いを徹底比較！おすすめフォーサーズ→マイクロフォーサーズアダプターをレビュー！

以前紹介した大ズミの記事ですが、フォーサーズアダプターを２個使っております。せっかくなので比較してみました！という内容です。

黒色がMMF-３、銀色の方がMMF-1です。この２つを比較しますよー！

フォーサーズレンズを使うのに必要なアダプター

そもそもこのアダプターの使い方は？

さかのぼること10~15年ほど前。

オリンパスとパナソニックは「フォーサーズ」という規格でレンズを作っていました。小さなセンサーに光をまっすぐあてること（テレセントリック性）に焦点をおいたこの規格。小型軽量で隅まできちんと映るという特徴がありました。このカメラはフォーサーズボディ最後のフラッグシップ機として名高いOLYMPUS E-5というカメラ。ごつい感じでカッコいいですねぇ…2010年発売でしたが今もファンが多いのも頷けます。

実はこの後継機E-7も予定されていたのですが、オリンパスがマイクロフォーサーズへのマウント変更をすることになりフラッグシップはOM-D E-M1、現行のOM-D E-M1 IIへとその血統は脈々と引き継がれています。

ちなみに、マウントは変わりましたがセンサーの大きさは変わっておりませんのでマイクロフォーサーズとフォーサーズの違いはフランジバック（センサーからマウントまでの距離）だけです。これ大事。

さて、このフォーサーズ規格。今みても頭おかしいんじゃないの？ってくらいのすんごいモンスターレンズが沢山あります。どうやらフォーサーズの設計思想（特に最高級のSHGシリーズ）が「光学的に最高のレンズ」を作る、ってのがあったようで今では作れないようなスペックに驚くと思います。例えば上のレンズが代表的ですがF2.0通しのズームレンズ！！OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWDです。超弩級のレンズでフルサイズもびっくりの大きさ・重さです。

そしてこのころはミラーレス一眼ではなく、さきほどのE-5にはミラーがついておりますので種類としては一眼レフ + フォーサーズマウントという形。

つまり…

1. オリンパスとパナソニックの
2. 古い一眼レフ用の「フォーサーズ」のレンズを
3. 新しいミラーレス一眼用の「マイクロフォーサーズ」のボディ

にくっつける時にアダプターが必要なんです！フランジバックを合わせるわけですね。

ちなみに電子接点がありますので、AFもできますし、シャッタースピードやF値の情報も写真に残すことができます。

ただ、欠点もあります。

アダプター使用時の注意点として

1. 位相差AF用のレンズが多いので像面位相差AFを使えるE-M1系以外のボディだとAFが遅くなる（一部コントラストAFに対応したハイスピードイメージャーAF対応レンズもあります）
2. オリンパスボディ使用時に動画撮影AF不可、AF-C不可など制限有（オリンパスのアダプター使用時の注意点をご確認ください）
3. パナソニックのフォーカスセレクトは利用できません

使えばわかりますが結構制限をうけ、アダプター必須なうえ重量もかなり増えますので結構な覚悟が必要です。

アダプターの使い方がわかったところで早速比較していきます！

MMF-1 VS MMF-3　徹底比較！

ちなみに公式ホームページで違いが紹介されています。以下の表は公式からの引用です。

これだけ見るとわざわざ2倍重いMMF-1を買う理由は見当たりませんし、MMF-2は防塵・防滴が無いのでMMF-3の完全下位互換。この表だけ見るとMMF-3の独壇場ですね。実際はどうなんでしょう？

実際重さを測ったところ

公式ページに偽りなし！！（嫁がパン作りに使う計りKD-320-WHを借りました…笑）

２つ実際に手に入れてわかること

先ほどの表には以下の情報を追加していただきたいものです。

先ほどの重さを測っている画像でもマウントの輝き方が違うのがお判りいただけますか？MMF-1はカメラのマウントと同じ材質のようです。そして生産国。気にする方は気にするでしょうね。物によっては何十万円もするフォーサーズレンズを取り付けるわけですし。

うっすら見える製造国。

まとめ

質感・造りの良さはMMF-1。軽量・防塵・防滴ならMMF-3。

本当に好みと所有しているボディの問題になりましたね！

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