先日発売されたSONY ZV-E10。
ほとんどα6400やα7Cとほぼ一緒ですが、ちょっと使い勝手が異なったり設定項目場所がかわっていたりしているのであらためて記事にしました。
関連
- α6400 / α6600設定
- α7C設定
さすがに写真撮影性能はα6400やα7Cに劣る部分もありますが、動画用としては申し分ない設定の幅があります。
デフォルトで十分使いやすいように設計してあるようですが細かい部分は変更してありますので、実機を持ちながらカチカチ操作してみてくださいませ。
画質 / 画像サイズ1
RAW現像をするならRAWに。僕は撮ったものの結局しないのでJPEGです。
JPEG画質は最高画質のエクストラファインにしておきましょう。
画質 / 画像サイズ2
レンズ補正
ミラーレス専用のレンズは歪曲補正がONの状態で本来の写りを発揮するレンズが多いですのでオートがオススメです。
撮影モード / ドライブ
写真の設定です。
撮影モードは絞り優先のAモードがオススメです。
MR撮影設定登録
この機能を使うと各モード(写真・動画・S&Q)ごとに撮影モード・シャッタースピード・F値などを記録しておきます。つまり
MR1で写真の時にはSS1/250にしたいけど、動画の時にはSS1/60にしたいし、S&QはSS1/500にしたい。
といったことが可能になります。
特徴としてMR1で各モードごとに記録できるということ。MR1は写真、MR2に動画…といったことはしなくて良い、ということです。MR1だけで写真と動画とS&Qの設定保存ができます。
で、撮影モードをAモードとかMモードとかではなく、MRモードを選べばOKと。
なお、SDカードが入ってないと使えないのでお気をつけください。
AF1
フォーカスモードは基本コンティニュアスAFしか使いません。
プリAFは僕はOFFにしていることが多いです。バッテリーの節約です。
フォーカスエリア
先にフォーカスエリア限定を設定したのち、トラッキング:拡張フレキシブルスポットを選んでいます。
例えばツバメのように速く動く被写体が相手だとトラッキングの被写体を捉えるだけでも精一杯ですので、トラッキングをするなら広めのワイド・ゾーン・フレキシブルスポット:Lなどを使ってみてもいいと思います。
フォーカスエリア限定
基本トラッキングしか使いません。
ゾーンなどもチェックが入ってますけど、基本的にはトラッキング:拡張フレキシブルスポットしか使いません。
顔 / 瞳AF設定
全部入、被写体が動物の場合は検出対象を「動物」に変えておきましょう。
AF2
デフォルトで大丈夫。
露出
ISO感度はAUTOで上限は3200。
測光モードは画面全体平均で撮ることが多いです。飛びすぎず、暗すぎずの絶妙な明るさににしてくれます。
フラッシュ
デフォルト
色 / WB / 画像処理1
WBは僕は雰囲気優先が好き。
僕は写真と動画の色味を統一させたいのでピクチャープロファイルで写真も動画も撮影しています。Dレンジオプティマイザー/ クリエイティブスタイルはピクチャープロファイルをONにするため無効化されてしまいますけどね。
ピクチャープロファイル
PP1
いろいろ試してみたところ、Movieガンマのブラックレベル+2がほどよく現実の色味に近かったように思えたのでこれで撮影しています。
ディティールも-2しているのでお忘れなく。
色 / WB / 画像処理2
美肌効果はONに。MIDで使ってます。
ピント補助
ピント拡大時間は無制限。
初期倍率も最初から上げておきましょう。
ピーキング設定
マニュアルMFをする方はピーキングONにしておくと便利ですよ。
ピーキング色は被写体によって変えます。ホワイトかレッドが多い気がします。
撮影補助
個人顔は登録しておくと、複数の顔が映った時に登録された顔が優先してAFされるようになります。
幼稚園や公園など複数の人間が映ることが多い状況で便利です。
動画1
マニュアル露出、記録方式は4Kを。
記録設定は30pの100Mです。
α7Cでは30pにするとクロップされてしまい24pでの撮影よりも画角が狭くなってしまいましたがZV-E10ではHDと4K、フレームレートを変更してもクロップされません。
HDなら120pでも撮影でき、クロップされないのは驚き。人によってはα7Cよりも使い勝手が良いと感じる部分かもしれませんね。
スロー&クイック設定
撮影のフレームレートと再生のフレームレートをずらすことがカメラ内でできちゃいます。
- S&Q記録設定…再生時のフレームレート
- S&Qフレームレート…記録時のフレームレート
例えば、5pで撮影し、30pで再生すると、1/6の枚数の写真を6倍速で流すので6倍クイックモーションに。120pで撮影し、30pで再生すると4倍の量の写真を実際よりも4倍ゆっくり(1/4の速度で)再生、つまり4倍スローモーションになります。
あ、S&Qモードでは音声は録音できないのと4Kでの撮影はできないでご注意を。
動画2
プロキシー記録ONにしても瞳AFや顔認識が可能なのはHDの時のみです。
4K動画撮影時はα6400やα7Cのようにプロキシー記録ONにすると瞳AFが使えなくなります。
僕が確認している中では瞳AFとプロキシー記録が両立できるのはα7SIIIだけですね…。おそらくα1もできると思いますが要確認。
オートスローシャッターをONにすると撮影中、露出が変わるとシャッタースピードが勝手に変わってしまいます。OFFがおすすめ。
動画3
風音低減はONにしておきましょう。
手振れ補正はアクティブがおすすめ。ただレンズ本来の画角より狭くなるため、なるべく広く撮りたい時はOFFにしておきましょう。
動画4
デフォルトです。
シャッター / 手振れ補正
サイレント撮影は基本OFFで。ONにする時はフリッカーやローリング歪みなど注意しましょうね。
電子先幕シャッターはシャッターラグが減るので基本的にはオススメです。基本ONで構いませんが大口径のレンズを使う時はボケが欠けるのでご注意を。
ズーム
表示 / オートレビュー
グリッドラインはON。3分割が好きです。
オートレビューは撮影した後に撮れた写真が表示される機能。撮影のリズムが崩れるのでOFFにしておきましょう。
操作カスタム1
カスタムキー / ファンクションメニューについては最後にまとめて紹介しています。
操作カスタム2
デフォルト。
タッチ操作時の機能はデフォルトのタッチトラッキングが最高に便利ですよ。
ネットワーク1
ネットワーク2での位置情報連動設定をONにするためにはBluetoothをONにしておきましょう。
スマートフォン転送機能
スマホに画像を送る際のサイズが決めれます。
ここで2Mのままにしているとどんなに高画質で撮ってもスマホに送るときには圧縮されてしまいますのでご注意。ストレージ量などと相談です。
ネットワーク2
Bluetoothでの位置情報連動設定をすることで、GPSが搭載されていないカメラで撮った写真でも写真に位置情報を追加することができます。
どこで撮ったかあとでわかるので実はとても便利ですよ。
デフォルト。
セットアップ1
削除が先。
電源オプション内部に自動電源OFF温度があります。高にしておくとオーバーヒートによる強制終了がされづらくなります。
セットアップ4
ファイルフォルダー設定でZV-E10とすぐにわかるファイル名にしておくと後で楽です。
(写真)ファイル / フォルダ-設定
僕はE10としています。動画用のタイトル名設定も忘れずに。
カスタム設定
(写真)カスタムキー
(動画)カスタムキー
(再生)カスタムキー
ファンクションメニューの設定
おまけ 僕の動画時の設定
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動画を撮るための知っておくべき知識と設定について。
続きを見る
文量が多くなってしまったので別記事にて紹介中。
フレームレートとシャッタースピードの動画特有の設定などありますので参考になれば。
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まとめ 動画用マシンとして申し分ない性能
まだ使い始めて数日ですが、動画用の入門モデルとしては申し分ない性能だと思います。
今回の設定を参考に自分に最適なカスタムを見つけてみてくださいね。
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