スマホで意外と満足できますよね、ホント。
iphoneユーザーですが、ポケットからパッと取り出して、パッと撮れる。実際、これに尽きるんですよね。その瞬間がカメラに収められなきゃ話にならないですもん。
ついでに言うとスマホで撮ればそのままインスタなりfacebookなりSNSにすぐに上げることができますから…万人に受け入れられた最強のデジカメはスマホだと思ってます。でも…きっとこのページを見ている方は
という気持ちが芽生えているはず。いい写真を撮るにはそれなりの知識が必要ですが、それはちょっとずつ覚えて行くとして、
- カメラを新調すると今の写真がどう変わるか
- 買うのなら何を買えばいいのか
をお伝えしたいと思います!
2019.4.2追記
当記事も内容が古くなってきました。AF性能が凄く良くなってきた最新機種も含めて
- もうすぐ子供が生まれる
- そろそろ子どもたちを撮るカメラ欲しいな
- 周りにカメラ好きなひと多いから自分も…
という、カメラが"今"欲しいという方向けに記事を書きました。
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【SONY α6400 レビュー】3年でカメラを5台買い換えた僕がたどりついた、初めての方にもオススメのミラーレス一眼!いろいろ比較したけどα6400が最高のコスパです。
いい写真ってなんだろう?
そもそも「いい写真」はなんなのか。人によって目的によって違いますが、僕は
直感的に「いいな」と思える写真で、大画面でみてもがっかりしない写真
なるべく見たままを、いや、できれば見た以上に画像として残したい。いい画質で。僕はそう思って写真を撮っています。え、カメラって見たまんまを写真にするんじゃないの?と思った方。違うんです。
撮り方によっては見た以上の感動を共有できるのがカメラ・写真の世界。
例えば星の写真。長めにシャッターを開けていることで人間の目では見えづらい星も綺麗に写っていますよね。こういう細かい設定はスマホではできないケースが多いですし、スマホで撮った写真はスマホで見るようにできています。大きな画面で見るとザラザラしていたり、ボケていたり。
「なんかいいね!」と思える写真が撮れる!大きく印刷したりパソコンで見ても大丈夫!
デジタルカメラを新調するとデータそのものが大きくなりますので、スマホ以外で見ても「おぉ!」と思える写真になるわけですねー!軽い気持ちで最初のカメラを手にしましたが、思っていた以上に深い世界だと最近ほんとに思います。
さて、最初の一歩はどんなカメラにすべきでしょうか?
カメラの種類
一眼レフとミラーレス一眼
カメラといえば一眼レフ。いい写真といえば一眼レフ。
確かに今も高級機に一眼レフはラインナップされていますが、僕はミラーレス一眼をオススメします。
一眼レフ
こちらはCanonの一眼レフです。プロが使ってそうな「カメラっぽいカメラ」です。レフ板(ミラー)を搭載しているカメラで、ミラーがある分、大きく・重いですが電池の持ちがいい傾向があります。
カメラをイメージすると思い浮かぶ形、中央部が盛り上がってる部分(ペンタ部)が特徴です。光学ファインダーという外からの景色をレンズを通してそのまま観ることができますし、背面の画面で確認しながら撮影もできます。
(ミラーレス機にもペンタ部があるものもありますのでご注意ください)
ミラーレス一眼
こちらはSONYのミラーレス一眼です。その名の通りミラーが無くなっているカメラで、小型・軽量で電池の持ちが悪い傾向があります。
すっきりとした外観で、とても小さくできています。ファインダーがあるもの、ないものありますが、基本的にはカメラが読み込んだ画像を背面の画面、もしくはファインダーで確認しながら撮影することになります。
ファインダーを覗いた時の感覚は、一眼レフは双眼鏡。ミラーレスはテレビ。そんなイメージでいいかもしれません。
一眼レフはレンズを通った光をミラーで反射させて覗き窓から直接外の風景が見えるようになっています。一方ミラーレスは直接外の風景をみているわけではなく、センサーに届いた光を生中継でテレビ放送されているような状態です。ですから、電池がなくても一眼レフはファインダーを覗けば外が見えますが、電池がないと放送できないミラーレス一眼は外は見えません。
なので、もちろん機種にもよりますが、基本的に一眼レフはバッテリーの持ちがよく、ミラーレス一眼はバッテリーの持ちが悪いといわれています。電池の持ちについては最初のうちは丸一日撮るってことはそうそうないでしょうから、おそらくミラーレスでも十分じゃないかと。バシバシ撮るようになってきたら追加のバッテリーを買うといいですね!
ミラーレスがオススメな一番の理由
みなさん、スマホのカメラって使ったことありますよね?画面に映った外の映像をそのまま残すことができます。
これ、あたりまえじゃないんです。
なぜなら、一眼レフで撮った写真は見ていた映像と違うことが多々あったりするんです。理屈的にはちょっと難しくて、絞りとか露出という話になってしまいますので割愛。言い方をかえると、一眼レフはカメラの設定を加味した状態、それをファインダーで確認できないんです。
さきほど、ファインダーを覗いた時の感覚は、一眼レフは双眼鏡。ミラーレスはテレビなんてたとえを出しました。望遠鏡で覗いているだけですから一眼レフは色味やボケの量を変えたところで画面には反映されません。ところがミラーレス一眼はテレビ放送ですから、編集した画面を放送すれば色味が変わった風景を上映(確認)できるわけです。フィルターをかけて撮影できるスマホもそうですよね?
スマホと同じようにフィルターをかけたり、ボケの量を変えたりした撮影結果をみながら撮影できるのはミラーレスなんです。
下のように、ボケ具合、色味というのも確認しながら撮影できないのが一眼レフ。撮影前と撮影後の2枚の写真全然違いますよね?
撮影前
ライブビューの画像。ピントが合ったところ以外ボケボケです。この状態はF22という状態が反映されていません。
撮影後
こちらが実際に保存された写真。F22なのでほぼ全体にピントがあってます。ZEISSの文字もわかりますね。よく見ると色味も違います。
ファインダーを覗いて見た映像と、実際に記録された画像が違うので「思ったより明るく撮れてしまった」とか「後ろの人がボケてしまった」とか頻繁にあります。
スマホのようにみたまま、写したままを記録できるミラーレス一眼は時代に合っていると思いますよ。
今回はいわゆるコンパクトデジタルカメラは除外しようと思います。
コンパクトのいいところもたくさんあるのですが、レンズを交換できないコンパクトデジタルカメラでは、レンズによる描写の違いや、レンズ交換の醍醐味を知ることはできません。もちろん10万円を超えるような(!!)高級コンパクトデジタルカメラもありますので全部が全部とは言いませんが、1万円くらいのコンパクトデジタルカメラを買うくらいならスマホで十分だと思いますよ。
と、いうわけで初心者の方にはスマホのように使えるミラーレス一眼がおすすめという話でした。それでもまだミラーレスにも種類があるんです。
フルサイズとAPS-Cとマイクロフォーサーズ
全く聞きなれない言葉が3つ出てきました。これは何のことかというと、
記録する画面(イメージセンサー)の大きさの違いです。
中心に見える緑色っぽい部品です。フィルムカメラのフィルムに相当する部品で、SONYとOLYMPUSでこんなに大きさが違うんです。レンズから外の光を集めて、このイメージセンサーに当てて記録するのですが、この大きさが違ういろんな種類のカメラが現在売られています。違いは別の記事に書いてありますのでよかったら確認して見てください。
【PAPAPAカメラ理論】撮影素子(イメージセンサー)について!サイズの違い・機種一覧!
大体の目安ですが
の順番で、値段も安く、大きさも小さくなっていきます。上の画像のSONYはフルサイズでOLYMPUSはマイクロフォーサーズです。この記事の題名のとおり、僕は初めてのカメラには
をオススメします。メーカーでいうと、「OLYMPUS」か「Panasonic」です。
そして、この2社は1眼レフは販売しておらず、先ほどおすすめした「ミラーレス一眼」を販売していますので
初めての一眼にはオリンパスかパナソニックのカメラがおすすめです!(中古は除く)
中古は除く、と書いたのは、オリンパス・パナソニックはミラーレスではないカメラつまり一眼レフを昔作っていたんです。ですから、間違えないように中古は除く、としました。
ミラーレスの「OLYMPUS」か「Panasonic」をおすすめするわけ
その1: ピンボケ写真が少なくなる可能性が高い
スマホで撮った写真って、動き回っていない限り、全体にピントがあっている状態で人も風景も綺麗に写りますよね。
でも、新しいカメラで同じことをしようと思うと、できないこともあります。なぜなら、
これとっても大事。
背景がボケてますよね?使い慣れてくると、カメラが楽しくなる理由のひとつではあるんですが、慣れないうちは
手前の友達にピントはあっているけど、ちょっと後ろの人の顔がボケてしまう。
旅行写真を撮ったのに背景がボケていてどこにいったのかわからない。
つまり、スマホと同じ感覚で撮っていると、思ったところにピントがあっていないという悲しい結果になり、「スマホで撮っておけばよかった」と、本末転倒な状況になります。もちろん、ピントが合う範囲が狭ければ狭いほど表現できることも増えますし、設定を変えれば全体にピントが合うようにもでき、
モデルさんの顔にピントを合わせて背景を溶けるようにボカして立体的な写真にする
とか、
建物を隅々まで拡大しても見れるような圧倒的な解像・階調で表現する
といったプロのような写真を撮れるようになります。ここで大事なのは
ということ。初心者の方がフルサイズのカメラを使ってしまうと、知識がある程度なければピンボケした写真ばかりになってしまう可能性が高いんです。その点、マイクロフォーサーズの大きさのイメージセンサーはピントの合う範囲とボケのバランスがいいんです。高画質でスマホのような全体にピントが合った写真が撮りやすいし、ボカしたいときはボカせる。スマホから持ち替えてもとても使いやすいカメラです。
その2: 小型・軽量
もともとカメラを持ち歩き慣れていない人にとって、カバンを占領するほど大きく、重いカメラというのは持っていくのが嫌になるのは目に見えています。特に子供が産まれたパパ・ママはただでさえ荷物が多いですし、バイクに乗ったり、旅に出かける時にも軽い方がいいに決まってます。スマホのように軽量、とまではいきませんが、カバンの隙間に入るような小さなカメラが最初のカメラとしては間違いないでしょう。首から下げてオシャレな小物として使うのもいいでしょう!あんまり重いと首がやられますからね、軽さは正義です(笑
色々なところに持って行って、いろんなものをとりましょう!上達するにはたくさん撮るのが一番の近道です!
その3: 安い
小型で軽量ということは、部品の数が少ないということ。部品の数が少なければ安く製造することができます。また、イメージセンサーが大きいほどレンズは大型になってしまうのですが、値段に顕著に現れていて同じような画角のレンズの価格差が何倍も違う場合もあります。
カメラを初めて、「写真を撮るのが楽しくなってきた!違うレンズを使ってみたいな!」と思った時に5万円を平気で超えるようなレンズばかりだと嫌になりますよね。まぁ安いレンズもありますけど…。例えば、標準レンズで比べてみると…
マイクロフォーサーズ
25mm単焦点の平均は約74000円
フルサイズ
50mm単焦点の平均は約107000円
さらに…大三元と言われる、高級レンズ達です。
マイクロフォーサーズ
大三元ズームの平均は113000円
フルサイズ
大三元ズームの平均は262000円
随分差がつきましたね。値段もそうですが、実は重さ・大きさも全然違います。もちろん右がフルサイズのレンズです。デカくて重いです。マイクロフォーサーズのレンズは軽く、軽量で種類がとても豊富ですからいろんなレンズを楽しむことができますよ!
(まぁ悩みのタネでもあるんですが…笑)
まとめ
ボディが小さなカメラは意外にたくさんあります(上の写真のソニーとオリンパスのカメラ自体の大きさはそんなに変わりません)が、やはり大きなセンサーには大きく・高いレンズが用意されています。(もちろんその分高性能ですが)マイクロフォーサーズのレンズはどちらかといえば安値で販売されていますので、色々なレンズを試すのもハードルが低いように思います。
見た目が気に入らないカメラなんか使ってても何も楽しくないですから。
最後に
OLYMPUS OM-D E-M10 MarkII EZダブルズームキット
何を隠そう、僕が初めて買ったマイクロフォーサーズ機はこれ(実際はmark iiではない無印ですが)。ダブルズームキットなので広角〜望遠まで対応できます。防塵・防滴ではありませんが、5軸手ぶれ補正は強力なのでブレを最低限に抑えることが可能です。「手ぶれ補正がすごい!」なんてうたい文句で発表されたので、量販店で手をブンブン振りながらシャッターを押したのに全然ぶれてなくて、「すげぇ!」と思ったものですが、今思えばシャッタースピードが早かっただけなんじゃないかと思ったりします(笑)いや、実際手ぶれ補正はオリンパスはとても優秀ですよ。そして便利なのがタッチシャッター!画面をタッチするだけでピント合わせ・シャッターを切ってくれます。子供撮影の時なんかは本当に便利。
mark IIIが発売されたので旧型になり、値段が下がってきました。mark IIで十分な性能ですのでオススメです!
評価・作例
新品・中古
OLYMPUS PEN E-PL8 EZダブルズームキット
小型で可愛いOLYMPUSのPENシリーズの最新作。ダブルズームキットなので広角〜望遠まで対応できます。自撮りもできるし、Wi-Fi機能もありますので欲しい機能はほぼ揃っているような充実ぶり。画質ももちろん申し分なく、肩から下げればあら不思議。ファッションコーディネートに組み込んでも違和感はない…ハズです。手ぶれ補正はOM-Dシリーズには一歩譲りますが、十分な性能かと。ここからカメラの楽しさを知っていくのもといいですよね!
OLYMPUS公式の宮崎あおいさんのシンガポールでの撮影風景はこちら。旅と女性にぴったりの一眼ですねぇ!
2018.2.8追記
最新機種のE-PL9が発表されました!型落ちになってお安く手に入りそうですね!
評価・作例
フォトヨドバシ(E-PL7のレビューです)
新品・中古
Panasonic LUMIX DMC-GX7 MK2 標準ズームレンズキット
小型軽量ながら素晴らしい充実の性能。標準ズームレンズ1本なのでご注意。美しいモノクロの世界を表現するLモノクロームのモード。正直羨ましい。手ぶれ補正・高画質が期待できるローパスフィルターレス・動画技術を応用した凄まじい連写性能の4Kフォトに加え、撮影後にフォーカスポイントを選べるフォーカスセレクト。説明するには余白が足りないです(笑
2018.3.18追記
最新機種のGX7 MK3が発表されました!型落ちになってお安く手に入りそうですね!
評価・作例
フォトヨドバシ(前機種GX7のレビューです)
新品・中古
LUMIX DMC-GF9W ダブルズームレンズキット
軽量化や自分撮りを強化されたGFシリーズの現行機種。記録メディアはmicroSDカードなのでご注意。タッチパネルなど基本的なところから、最近のPanasonicの特徴である4Kフォトやフォーカスセレクト・フォーカス合成など、豪華な機能てんこ盛りです。Lモノクロームまで搭載してるんだから大したもんです。この小ささで十分な写りなのは魅力的。いい写真が撮れればとにかく小さい方がいい!という方に特にオススメ!標準ズームと単焦点レンズの組み合わせなので長く使えそうですね。
2018.2.8追記
最新機種のDC-GF10が発表されました!こちらも型落ちになってお安く手に入りそうですね!
評価・作例
フォトヨドバシ(前機種GF7のレビューです)
新品・中古
おまけ1 デザインと性能を両立させたOLYMPUS PEN-F(ボディのみ)
PENなのにこんな値段かよ!?とツッコミたくなる価格設定。レンズなしでこの値段か…と発表時絶望したものです。ですがOM-Dとほぼ同等、いや、下手したら超えている非常に高性能なPEN-F。よくぞこの大きさにまでまとめたな、という感じ。質感もとてもよく、ただのオシャレなカメラと思うことなかれ、めちゃくちゃいい画を出してくれますよ。あー、この値段になるよね、と納得してしまいましたね。ぜひ作例をごらんください。…はい、僕が今一番欲しいカメラです(笑
評価・作例
新品・中古
おまけ2 OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II(+12-40mm F2.8 PROレンズ)
何を隠そう、マイクロフォーサーズの愛機です。E-M10に防塵防滴が追加されている上、このレンズも防塵防滴。単焦点レンズも持っていますが、天候が不安な時は全てこの装備で撮影しています。多少の雨なんか気にしないで撮れるのは大きな武器ですよね。強力な手ぶれ補正でスローシャッターでも三脚いらず。シルバーのボディがアクセントになって可愛くもあります。12-40mmのPROレンズも大変出来が良く、ズームなのに画質はいいし、寄れるし使い勝手もいい。グリップを追加して使用していますが、このカメラとレンズのおかげでカメラの楽しさに気づいたと言っても過言ではない、懐の大きな良き相棒です。何度か買い替えを検討して売ろうと思ったけれど、そう思うたびに出来の良さに改めて気づくんですよね。
評価・作例
新品・中古
もし子供撮影をしたいなら
ちょっと難しい言葉がたくさん出てきますが、子供撮影に向いていないカメラもあるんです。本気で子供を撮りたいのなら是非一度目を通してもらえると、失敗写真が少なくなるかもしれません。
初心者が赤ちゃん・子供を撮影するのに必要な一眼レフやミラーレス・デジイチの全知識。おすすめカメラとF値・シャッタースピード(SS)・ISO感度・露出について!
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