CANON EOS RPとSONY α7 IIIを所有していますので、付け替えながらのレビューになります。
手ぶれ補正つきで明るいF1.8。さらには最短撮影距離が20cmというマクロレンズ顔負けの近接性能。純正のEF35mm F2 IS USMと悩みそうです。
やはり純正でないレンズなのでAF精度が最も気になるところ。同じ系列の45mm F1.8がMC-11との相性が悪くてほぼ使い物にならなかったですからそこらへんも確認しておきましょう。また、35mmのレンズはAPS-Cボディで使うと56mmの画角になるのでほぼ標準レンズとして使うことができます。 初めての一本などにも使いやすい画角に早変わり。
また、今回からEOS RP+CANON純正コントロールリング付マウントアダプターでも使ってみたいと思います!一眼レフ用のレンズがどれだけミラーレスで動くのかは気になりますよね?
関連
僕のポートレート・人物撮影に対する考え方は下記ページのコメント欄、杉原さんへの返信で書いています。「レンズの選び方がわからない!」「何が違うのかわからない!」という悩みがある方は、少し難しいですが読んでもらえるといいかも。
TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD
スペック・ネット上の評判
特徴
- 発売 2015.9.29
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.2mm
- 最大撮影倍率 0.4倍
- 質量 480g
- フィルター径 67mm
- 最大径 約φ80.4mm×約80.8mm
その他特徴
- クラス最高の近接能力
- 超音波モーター「USD」
- 防汚コート
- eBAND / BBARコーティング
- 簡易防滴
- 光学式手ぶれ補正VC
参考サイト(作例・評判)
デジカメinfo
スコアが掲載
解像力は概ね良好だが玉ボケが非常にうるさい
画質は素晴らしいが価格が若干高め
デジカメwatch
交換レンズレビュー(Nikon Fマウント)
SPレンズの実力に迫る(スナップ編)
SPレンズの実力に迫る(ポートレート編)
レンズテスト・レビュー(英文)
DXOMARK(Nikon Fmount)
LensTip
OpticalLimits(元photozone)
ePHOTOzine
IMAGING-RESOURCE
実際に使ってみた!
特徴・作例・レビュー
α7 IIIでF1.8にて。この画角は本当に自然。スマホよりちょっと狭いくらいなので使いやすいと感じる方は多いはず。
RPで開放F1.8です。文句ないですよ。すごい好きな描写。
こちらもEOS RPでF2.8。きっちりな感じ。絞っても変に描写傾向が変わらないので使いやすいですね。
こちらF9にて。そこそこ至近距離だとパンフォーカスにするのはなかなか大変です。ピント面はきっちりですね。
この近接性能ですよ。35mmのレンズが20cmまで寄れます。その時の最大撮影倍率は0.4倍。最近のTamronは近接性能に力を入れているので他のレンズよりも表現力としては頭一つ飛び抜けてます。玉ボケがうるさい、という評価もあるようですが…僕はそんなに気にならないかな?
というわけでボケテスト。まぁ多少内側に年輪のように見えますが個人的には合格ですけどね…いうほど酷くないような。個体差もあるのかな?
とか思ってたら強めに年輪ボケが確認できました。強い光の時は多少気にしといたほうがいいかな?くらい。
まとめ
すごいいいレンズですよ、これ。
欠点としてはたまにAFが大きく外れること。MC-11装着したα7 IIIではたまにピントがさっぱり動かなくなりますし、絞るとさらに迷うことが多かったような。RPでも瞳AFをしているのに合わなかったりというのはありました。マウントアダプター使用している状態では性能を発揮できない場合が多そうです。
でも意外と使えますね。相手が一瞬勝負の子供じゃなきゃ多分常用できるはず。年輪ボケも確認できますけど写りは文句ないのでうまく回避できるんじゃないかな。
早くミラーレス用の単焦点のラインナップを揃えてもらえないかなぁ…。
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