名レンズとして愛されてきたSIGMA 30mm F1.4 EX DC HSMがリニューアル!
そんなこのレンズ、発表は2013年ですので結構時間が経ちましたね。SONY Eマウント用(以下ネイティブ)のレンズも発表されているのに、なぜかこのレンズはSONY Eマウント版は発表されていません…まぁ30mm F1.4 DC DN Contemporaryあるからなぁ。というわけでMC-11をつけた時の性能とかも気になりますね。
基本的なMC-11の仕様・相性などはこちら
と、いうわけでMC-11を装着したα7 IIIのレビューになります。ご了承ください!
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art
スペック・ネット上の評判
特徴
- 発売 2013.3.22
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.30m
- 最大撮影倍率 0.147倍
- 質量 435g
- フィルター径φ62mm
- 最大径 約φ74.2mm×約63.3mm
その他特徴
- スーパーマルチレイヤーコート
- リアフォーカス ・超音波モーターHSM
参考サイト(作例・評判)
デジカメinfo
デジカメwatch
交換レンズ実写ギャラリー
レンズテスト・レビュー(英文)
DXOMARK
LensTip
OpticalLimits(元photozone)
ePHOTOzine
IMAGING-RESOURCE
実際に使ってみた!
特徴・作例・レビュー
開放F1.4で撮ってみました。ほんの少し他のArtに比べると古臭い描写かな?カリカリすぎないというか…僕はオールドレンズっぽくて大好き。
…なんだろ、被写体を変えてみてもぬぐいきれないこのオールド感。収差とかうまく残してこの雰囲気を設計しているんでしょうか。狙ってるんだろうなぁ…すげぇ。
こちらF8.0。この辺まで絞るとかなりきっちり写りますね。オレンジいろの棒の真ん中あたりの文字まで読めちゃいます。
またF1.4。ボケの感じが良いですね。たまにうるさくなるのはご愛嬌。うまく使いたいもんです。
部屋が絶望的に片付いてなくてもF1.4なら背景がぼけてくれます(笑)素敵。
そうそう、最初期のArt単焦点の弱点としてDMFに対応していないことが挙げられます。MC-11の取説に書いてある通り。この後のレンズ達はピントリングを回すとピントの合った箇所が拡大表示されピント調整できますが、このレンズはピント調整はできるものの拡大はされません、残念!
フルサイズで使ってみると…
普通に(APS-Cクロップ)で撮るとこんな感じ。35mm判換算45mmの画角ですがフルサイズの30mmの画角だと…
え?違和感ないんですけど!?
補正OFFにすると周辺光量が落ちまくってるのがわかりますが、十分フルサイズ30mm F1.4として使えると思います。あー水平取れてないのがバレる(笑)いやーびっくり。びっくり…とか言いながら、特徴・作例・レビューの1枚目の娘の写真はフルサイズの画角で撮ってます。周辺光量落ちが顕著でしょう?
まとめ
い〜いレンズ!
ちょっとハロっぽくなったりフリンジが激しくでたりやたら甘くなったりと、どこかオールド感のある描写をするSIGMAのレンズの中では珍しい方向のレンズですね。他のArtのようにカリッカリな解像を求めて買うとちょっと期待はずれかも。アップデート前のMC-11と使うと画面端に行くとすぐフォーカスが外れてしまったのでさっぱり使えなかったんですが、アップデートによって確実に使いやすくなっています。
個人的に30mmの画角が大好きなので、APS-Cの45mm F1.4みたいな感覚で使うつもりでしたが、フルサイズ30mm F1.4のスペックを使えるのは超うれしい誤算。近すぎず、遠すぎずの使いやすい画角ですので、広角嫌いの方に是非一度使っていただきたい。楽しいうえにお安〜い!!
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