数日後・・・
というわけでマウントアダプターMC-11をご紹介したいと思います。
撮影の後のひと手間、現像作業。
いい写真に仕上げたいとはいえ、時間はなるべくかけたくない…。もともとAdobeのLightroomを使っていましたが、最近はLuminar4でもっぱら現像しています。
この現像ソフトはすごい・面白い機能が満載なうえ、月額料金がかからない買い切りタイプ。Adobeは毎月課金されますもんね。まだ全機能を使いこなせているわけではないですが僕は今後も使っていくつもり。かなりオススメできるのでぜひ読んでみてください。
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【Luminar 4 レビュー ※割引プロモーションコード有】現像ソフトとして便利で革命的な新機能がおすすめ!今まで1時間かかっていた作業が2分で済むかも!?
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スペック・ネット上の評判
仕様
- 公式ページ
- 35mmフルサイズセンサー対応マウントアダプター
- SONY Eマウント(フルサイズ対応)
- 最大径x長さ 69.4×26mm
- 質量 125g
その他の特徴
- CANON EFマウントレンズ、またはSIGMA SAレンズをSONY Eマウントのカメラに取り付けることができます
こんな人におすすめ
SONY純正レンズに興味がない
今持っているCANONのレンズを使いたい
連写しない
新品・中古価格(評価)
SIGMAのMC-11って何??
SIGMAからでているマウントアダプターで、
SIGMA SA・CANON EFマウントのレンズを
SONY Eマウントに変換できるアダプター
です。電気接点もありますのでもちろんオートフォーカス対応、Exif情報も残ります。フルサイズ対応なのでもちろんAPS-CのSONYのカメラにも対応していますのでα7シリーズだけでなくα6000やNEX5Rなどのカメラにも使えるわけですね。
あくまでもSIGMAのレンズに向けた製品であり、CANONのレンズに対応しているわけではありませんし制約も多々あります。
が、EFマウントのCANONのレンズをSONYにつけることができる夢のようなアダプターであることは変わりありません。現在CANONをお使いの方はこいつの出来栄え次第でSONYにマウント変更や追加購入を検討しているようです。せっかくなので色々実験したいと思っています。相性があるのかレンズによって結構挙動が違うようですので。
ファームウェア・アップデート
公式アップデート詳細ページの2018.03.07、2018.09.010のアップデートで
対象のSGVレンズ装着時における、画面周辺部でのAFおよび「瞳AF」機能使用時のAF追随性の向上を図りました
と記載があり、ほぼすべてのSGVレンズ(最近のArt、Contemporary、Sportsのこと)が対象レンズとなりました。最近使ってなかったので気にしてなかったんですが、SIGMAのアップデート頻度には頭が下がりますね。一応下に記しておきます。所有しているレンズ・もしくは狙ってるレンズはありますか?リンクが張ってあるのは検証したレンズです。ちょっとずつ増えていく予定です。余力があればCANON純正レンズもしてみたい。
MC-11 + 動作未確認レンズ
思いっきり非対応のTokina AT-X 24-70 F2.8 PRO FX(EFマウント)での使用。SIGMAの動作確認レンズ以外のレンズばAFが可能なアダプターくらいで考えていた方がいいかも?
- ファストハイブリッドAF使用不可。(位相差AFかコントラストAFか選択することになる)
- 常にAF補助灯使用不可。(ちなみに純正レンズもAF-C時は使用できません)
- Exifデータ反映可。(なのでLightroomなどでレンズ補正は可)
- 瞳AFは作動しますが、画面隅ではピントが合わないケースが多々あります。
- 連射でのAF追従はLoのみ。Mid、Hi、Hi+使用時は1枚目のピント固定連写になります。(上位機種α9でも同様)
- ピントが大幅にずれているとピントが合うまでかなり時間がかかることがある。(位相差AF使用時)
ってなかんじです。そうそう、α7 IIIについてはソフトウェアアップデートが公開されまししてなんとLA-EA3装着時にという内容がMC-11にも適用されているようで、すべてのフォーカスエリアに対応!これまでは「ゾーン」「拡張フレキシブルスポット」「ロックオンAF」が使えなかったのですが制約が一つ減りましたね!
一眼レフ用のレンズですので本来使うAFシステムは当然位相差AFです。コントラストAFを使うと性能が発揮できない可能性がありますのできちんと設定を確認使いましょうね。(コントラストAFしか使えないα7R、α7S、α7S IIでは使い物にならない可能性大。要検証)
あ、あとレンズの絞りが開放測距になりますので、プレビュー画面で被写界深度を確認しながらの撮影はできません、常に絞り開放の状態でモニターに表示されます。が、F11以降でも位相差AFによるピント合わせが可能です。(ファストハイブリッドAFはF11以降、コントラストAFのみになります)
2018.5.31追記
あれ…?SIGMAの対応レンズよりもAF速いケースがあるぞ…。
おそらく要因は非対応レンズが開放測距+位相差AFが使えるということ。つまりいくらF値を操作してもピント合わせの時に絞りが動かないんですね。シャッターをきる瞬間に絞りが動くのでプレビュー画面でボケ具合は確認できませんが、一眼レフ機で使われるレンズはほとんどこの方式を採用しています。作動音も静か。
対するSIGMA対応レンズは絞り込み測距+ファストハイブリッドAF。ピント合わせの時に絞りが動くのでボケ具合が確認できるのはいいことですが、カタカタと常に動作音がしますし、後述しますがAF-Sでは迷子になりやすい印象。
やっぱり一眼レフ用のレンズであることは間違いないですね。ミラーレスに対応した結果、AF性能は犠牲に。一眼レフ用のレンズは一眼レフの方式で使うのが一番ってことでしょうか。
MC-11 + 動作確認済SIGMA製レンズ
SIGMAの対応レンズ(New Product Line)であれば装着するレンズごとのデータを搭載しているので
- 位相差AFとコントラストAFを併用する「ファストハイブリッドAF」可能
- レンズ側の手ブレ補正も動作。ボディ内手ブレ補正機能を搭載したモデルでは、ボディ側とレンズ側を組み合わせた高度な手ブレ補正にも対応。
- 周辺光量・倍率色収差・歪曲収差等、補正機能に対応。
- Exifデータ反映。
- AF補助灯使用可!
ってな感じでほぼ純正FEレンズと似たような動作。アダプター使用時、補助灯使用不可とまでαの取説に書いていますから、MC-11込みでSIGMAのEマウントレンズとしてボディが認識しているようですね。純正のLA-EA3ですら制限あるのに…。SIGMAすげぇ。あ、α9だとLA-EA3+Aマウントレンズでも高速連射ピント追従可能だったりします。(対応レンズのみですが)
後はAFの精度と連写の追従だけですかね、純正より劣っているのは。あ、あと動作音がうるさい。常にカタカタ言いながらピント合わせをします。動画は致命的かも?
そしてAF廻りのアップデート前は相当使えなかったんですが、アップデートによりAFがかなり使いやすくなりました。
以前の記事ではほぼ使い物にならないくらいのことをかいていました。本当にダメッダメでした。公式アップデート詳細ページの最新版に更新してから使うようにしてくださいね。
アップデートを経て、AF-Sでも中央から隅までまぁまぁの速さでピントが合います。ちなみにAF-Cだと結構な速さでピントが合います。そう、なぜかAF-Cの方がピントが合うまでのストレスが格段に少ないです。日頃AF-Cを使わなくてAF-Sのピント合掌速度に不満がある方は試してみてください。
総じて、連写追従秒3コマと遅いのは子供撮り専門の僕には致命的なのですが、風景や意思疎通のできる方のポートレートなどには実用性がかなりあがってきたように思えます。
2018.12.12追記
連射はHI+まで追従可なのか?
公式情報にはありませんが追従できるという方とできないと言う方があちこちいらっしゃるようで検証してみました。レンズは35mm F1.4 Artなので全部が全部、とは言いませんがよければ参考にしてください。
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これは…最高の35mm単焦点かも?広角単焦点レンズSIGMA 35mm F1.4 DG HSM Artの作例・評判・特徴などレビュー!
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まとめ
CANONマウントしかないレンズはたくさんありますからミラーレスで使えるのは魅力的ですよね。
ただ、CANON EFマウントレンズ資産が多い方でMC-11頼りでSONYへマウント移行を検討されている方はご注意を。特に連写・AF廻り・作動音で純正と同じレベルを期待してはいけないので。また、レンズによってかなり挙動が異なるようですので一度買う前に自分のレンズを試してみるのをオススメします。風景などのシチュエーションなら不満も出にくいはず!。適材適所で使いたいですね!
逆に僕のように連写追従やAF精度にかなり重きを置いているならネイティブEマウントのSIGMAレンズ、もしくはSONY純正レンズを使うことを強くお勧めします。
2019.2.11追記
CANON、
SONY推しだけど他のメーカーはどうなの?という疑問ももっとも。
でも、僕の経済力では絶対にできない比較…。
なんて思っていたら、こちらの雑誌に実際のAF精度や画質・操作性などきっちりまとめて載ってました。
- CAPA4月号… CANON EOS RP・Nikonj Z6・SONY α7 III の比較
- CAPA5月号… Panasonic LUMIX S1R・CANON EOS R・Nikon Z7・SONY α7R IIIの比較
他メーカーとじっくり比較されたい方はぜひ読んでみてください。
さて、僕はと言うと
実際に奥さんにEOS RPをプレゼントしましたが、ぶっちゃけ瞳AFはSONYの方が今のところ優秀。
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【CANON EOS RP レビュー】SONY使いの僕がCANONの軽量フルサイズミラーレス一眼を買ったわけ!
続きを見る
Mark IIや上位機種に期待しつつ、Panasonicにも超期待…とか思いつつこんな記事書いてます。今回LUMIX S1 / S1Rは多分買いません。
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フルサイズミラーレス一眼LUMIX S1 / S1Rは予約しません。子供撮影メインでSONY α7 IIIとPanasonic G9 PRO持ちの僕がオススメしない理由。
続きを見る
まぁ、僕が言いたいのはSONYに大満足しているということ。
α7 IIIの神アップデートも配信されています。動物対応瞳AFには感動ですよ。タイムラプスまで使えるようになりましたし…それに伴い設定(主にカスタムボタン周り)も見直しております。なお、α9はこのアップデートでリアルタイムトレッキングやカスタムダイヤルの柔軟性などの性能が数ランク上に上がったため品薄が続いているようです…おそるべし。
ドッグランや動物園・モータースポーツなど、動体撮影メインの会場でSONYのミラーレスを見かけることが増えそうですね!!
新品のソニー製品はどこで買う?
中古は一点モノ。
出会ったらそこで買うしかありません。でも新品ならどこでも買えます。
SONYのレンズ・ボディの新品を買う予定で、長くつかうつもりならソニーストアが断然おすすめです。
というのも、メーカーから直接買うと高いイメージがありますが
ポイント
- 初めての登録なら10%OFFクーポン
- 使い続けていると感謝クーポン
- 株主の方は株主優待権
- 定期的に配信されるお買い物券
が使えます。最安値付近で買えたりすることもあったりするので実はそこまで割高になりません。
さらに分割払いや残価クレジットに対応しているうえ、
水没・破損までカバーする長期保証(ワイド)
を選択することができます。
高価な機材を買うときには、この長期保証(ワイド)に僕は必ず入ります。だって、この長期保証(ワイド)はαあんしんプログラム経由で購入する複数のすべてのレンズに保証が適応可能という超太っ腹な内容。
つまり、ソニーストアで買うレンズはすべて保証の対象になります。
ちなみに僕はソニーストアでα7 IIIを残価クレジットで購入、長期保証ワイド・αあんしんプログラムに加入中。だって…
- 三脚がぶっ倒れて海に落としても
- レンズ交換の時に手が滑って砕け散っても
- レンズの中に埃やチリが入っても
なんとかしてくれるんです。大事に扱っててもレンズ内にゴミが入ることはよくありますからね。
もしかして延長保証なら近くの量販店でも入れると思っている方いませんか?
メーカー保証や量販店で入れる延長保証は
ユーザーの過失による破損は保証対象外
なんです。フルサイズのレンズはかなり高価な物が多いですから…
SONYの保証なら安心感が全然違いますよ。
SONYのレンズ・ボディの新品を買うならソニーストアが断然おすすめです。
なお、11/1よりフルサイズはキャッシュバックキャンペーン実施中。ついにα7 IIIも対象に。