αのキットレンズ。
防塵防滴や手ぶれ補正を備えていながら小型なので、巨大なレンズが多いEマウント(フルサイズ)のレンズ群の中ではそれなりの立ち位置を持っている気がします。お値段もお手頃価格!所詮キットレンズ…と思いきや、意外にもそんなに質感は悪くありません。特にα7 iiシリーズとは中々悪くない佇まいになります。重さも重くなく、フルサイズのカメラであることを忘れさせてくれるような総重量です。
僕はα7 iiをボディのみで買ったので、手軽なズームレンズが欲しくて買い足しました。キットレンズの力はいかほどか?
関連
SONY Eマウント(フルサイズ)の「もう迷わない!」はこちらから
SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870
スペック・ネット上の評判
特徴
- 発売 2014.2.7
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 W端0.3m/T端0.45m
- 最大撮影倍率 0.19倍
- 質量 295g
- フィルター径φ55mm
- 最大径 約φ72.5mm×約83mm
その他特徴
- レンズ内手ぶれ補正OSS
- 防塵防滴に配慮した設計
参考サイト(作例・評判)
デジカメinfo
高画素機で使うには力不足
DxOMarkにスコアが掲載
デジカメwatch
交換レンズビュー
レンズテストレビュー(英文)
DXOMARK
LensTip
OpticalLimits(元photozone)
IMAGING-RESOURCE
実際に使ってみた!
レンズの特徴
全体的に硬すぎず、甘すぎずのいい感じの描写です。どの焦点域でも中心部の解像力はなかなか高く、ボケの質もそこまで悪くはありませんが、F値が大きいので大きなボケを出すのは難しそうです。周辺部では解像力は中心部に比べるとかなり落ちてしまいます。AFはあまり優秀とは思いません。被写体によっては2テンポ遅れるくらい遅かったこともありました。動体は苦手かもしれません。
中心部・周辺部共にF5.6〜F8.0くらいが最高の画質になりますが、中央以外の画質は中央に比べるとかなり劣ってしまいます。絞っても全体として均一に高解像力になることは無く、周辺部まできっちり写さなければならない被写体には向きません。
太陽が直接入った場合にはゴースト・フレアは発生することがあります。太陽を直接いれなければそこまで気にならなくなるはず。また、最短撮影距離は広角端で30cm、望遠端で45cmですので意外に寄れたのは好印象。
まとめ
軽量・コンパクトなフルサイズは失うものもそこそこ大きいです。F値も暗いし、やはりフルサイズという大きなセンサーには、そこそこ大きなレンズでなければ隅まで満足いく画質というものは得られないように思います。キットのズームならなおさら。なんだ…ダメかぁ。と言わず、少し見方を変えてみましょう。
「レンズの特徴」で紹介している4枚の写真。1枚はαとこのレンズをスマホで撮った写真ですが、「雪と梅」の写真などの残りの3枚の写真は実は普通に撮影していません。どういうことかというと…APS-CモードON、すなわちクロップして撮影しています。
隅がダメならハナっから捨てちまえ!という江戸っ子的発想です。もともと28mm-70mmだった画角は42mm〜105mm相当となり、クロップにより2400万画素のうち1000万画素しか使えていない、という果てなく大きい損失です。でも…意外にも1000万画素でもなんとかなるもんじゃないですか?使用用途にもよりますが、少なくとも(僕の)スマホで撮った写真よりかは遥かにいい写真です。さらに言うと、クロップしてしまうとα7 iiでは1000万画素まで落ち込みますが、α7R(ii or iii)なら1600万画素で済みます。4Kディスプレイの壁紙にするような使い方や、携帯での閲覧、SNSにあげるような使い方なら全く問題ないレベルでしょう。もちろんAPS-CモードをOFFにしてしまえば2400万画素フルサイズが戻ってきますから「どう使うか」で使い分けてもいいと思います。
…とまぁ、飛び道具的な使い方をご紹介しましたが、「軽量なズームレンズ」は便利ですってことです。個人的にはこのレンズとお気に入りの単焦点を持って出かければだいたいのものは撮れてしまうと思っています。もちろん(肉体的・経済的)体力のある方はG MASTERの超弩級ズームレンズを装備していけばいいと思いますが、やはり軽さは正義です。
ですが、やっぱり個人的にはこのレンズだけで運用するのはおすすめしません。
せっかくフルサイズを買ったのにこのレンズしか持っていない、というのは…ちょっとどうかな、と。よっぽどAPS-Cのボディと高ランクのレンズの方がいい写りしますから。フルサイズという特権を十分に活かすにはこのレンズでは力不足。でも、都合のいい時に引っ張り出せる小型軽量・防塵防滴のズームレンズとしては荷物の多い僕には意外と重宝します。雨の日に雑な扱いを受けるのはだいたいこのレンズです(笑
適材適所。うまく気に入った単焦点と使い分けていきましょう!
価格情報
新品のソニー製品はどこで買う?
中古は一点モノなので出会ったらそこで買うしかありません。
その点、新品ならどこでも買えますよね。なるべく安く手に入る店舗を選びたいところですが、SONYのレンズ・ボディの新品を買うならソニーストアが断然おすすめです。
というのも、メーカーから直接買うと高いイメージがありますが
ポイント
- 初めての登録なら10%OFFクーポン
- 使い続けていると感謝クーポン
- 株主の方は株主優待権
- 定期的に配信されるお買い物券
が使えます。
意外と最安値付近で買えたりすることもあるので、実はそこまで割高になりません。さらに分割払いや残価クレジットに対応しているので月々の負担をなるべく少なくすることもできます。僕自身、α7 III購入時に残価クレジットを使わせてもらいましたが非常に助かってます。
さらに、ソニーストアを選ぶうえで大事なのがソニーの業界最高の手厚い保証制度です。
それが、水没・破損までカバーする長期保証(ワイド)。
ソニーの機材を買うときにはこの保証に必ず入ります。この長期保証(ワイド)は
ポイント
- 三脚がぶっ倒れて海に水没しても
- レンズ交換で手が滑って砕け散っても
- レンズの中に埃やチリが入っても
無料で修理してくれます。大事に扱っててもレンズ内にゴミが入ることはよくありますからね。
そして極めつけのαあんしんプログラム。ユーザー単位で加入する仕組みなんですが、経由して購入するすべてのレンズにこの長期保証(ワイド)が適応可能という超太っ腹な内容。
つまりソニーストアで買うレンズはすべてこの長期保証(ワイド)の対象となります。
結果として、僕のα7 IIIとα6400は長期保証(ワイド)に、ソニーストアで購入した純正レンズはすべてαあんしんプログラムによる長期保証(ワイド)に守られています。
あ、もしかして延長保証なら近くの量販店でも入れると思っている方いませんか?
ポイント
メーカー保証や量販店の延長保証はユーザーの過失による破損は保証対象外
なんです。フルサイズのレンズはかなり高価なものが多いですから修理代に怯えて使いたくない…SONYの保険なら安心感が全然違いますよ。
SONYのレンズ・ボディの新品を買うならソニーストアが断然おすすめです。
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