僕は高倍率ズームレンズが大好きです。
子供撮影では4歳ごろになると不規則な動きばかりになりますので、正直レンズ交換をしてる余裕がありません。突然近づいてきても撮りたいし、離れている時の自然な表情も写真にしたい。そんな時はこういった倍率の大きなレンズが大変役に立ちます。
とはいえメリットばかりではなく、
悩み
- 描写がイマイチ
- レンズが暗い場合が多い
- 巨大なレンズになりがち
といった問題もあるのですが…今回のTAMRONの高倍率ズームは一味も二味も違います。
気がつけば10ヶ月ほど使ってますが…これは手放せないレンズですよ。
関連
SONY Eマウント(フルサイズ)の「まとめ」・「もう迷わない!」はこちらから
TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD
スペック・特徴・仕様
仕様
- 発売 2020.6.25
- SONY Eマウント(フルサイズ)
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.19(WIDE)-0.8m(TELE)
- 最大撮影倍率 0.32倍-0.26倍
- 質量 575g
- フィルター径φ67mm
- 最大径 約φ74mm×約117mm
その他特徴
- 世界初F2.8スタートの高倍率ズーム
- ステッピングモーターユニット(RXD)AF駆動
- BBARコーティング
- 簡易防滴構造
- 防汚コート
評判(外部リンク)
レンズテスト・レビュー(英文)
- DXOMARK
- LensTip
- OpticalLimits(元photozone)
- ePHOTOzine Editor's Choice
- IMAGING-RESOURCE
特徴・作例・レビュー
かなーり寄りのゆきさん。
ちょっと離れて撮影しているので背景はボッケボケですね。描写性能が高いので高倍率ズームっぽくない表現もできます。
こちらはα6400で撮影。35mm判換算105mmってとこ。
あちこちでバタバタ遊んでても高倍率ズームなら(なんとか)写真に収めることができます。
うまうま。75mmくらい。
弱点・欠点
24mmが欲しくなる
もう明らかにないものねだりです。
24mmの広角が必要ならレンズ交換を覚悟で別で超広角レンズを用意するか、別の標準ズーム・高倍率ズームを使用するしかありません。
28mmから始まることでこの大きさに収まっているので無理を言っちゃいかんのですけどね。
RXDのAFは完璧ではない
純正レンズや上位機種VXDモーターのTAMRONレンズ、それからSIGMAのArtレンズ。
この辺りのクラスのAFと比べると残念ながら結構劣る性能だと思います。子供を撮ろうと思ったら無理じゃないけどちょっと信頼が置けない感じ。
α7SIIIでこのザマです。α9だといけるのかなぁ??
純正でなければできないことはある
α1の1秒30コマ連写とか、動画時のアクティブ手振れ補正(α1とα7SIII・FX3のみ)あたりを積極的に使うならSONY純正を使うしかありません。
まとめ この高倍率ズームは一家に一台あると安心
新時代の便利ズームといった感じで
ポイント
- 重量よし!
- 描写よし!
- F値よし!
という非常に優秀すぎる高倍率ズーム。
前述の通りちょっとAFが怪しい挙動の時もあるんですが、AFがシビアではない動かない被写体、風景とか車とかスナップ写真とかすごく便利で手放せなくなります。
本当は幼稚園の集合写真とか親戚集まった写真とかもっとたくさん撮影してます。
ちなみにこちらの記事は全てこのレンズで撮影したもの。便利すぎ。
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【レンズの選び方 完全版】いい写真を撮る方法!焦点距離…否、撮影距離やF値で変わる被写界深度や写り方を実感してみよう。
続きを見る
自分の好きな焦点距離を探したり、距離による写りの変化を試すにもぴったり。レンズ選びで悩んだことがある人ならぜひ手にして欲しいですね。
そんなわけで
こんな方におすすめ
- 風景・車などAFの速さは要らない
- 旅行用レンズが欲しい
- レンズ選びで困っている
そんな方には必携の一本となっています。
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