SONY EマウントのAPS-Cレンズが発売されました。
望遠レンズとしては実に5年ぶりに新型の登場です。これまでは55-210mmというキットレンズしかありませんでしたので、ようやくハイグレードな望遠ズームが使える…という感じ。フルサイズ用の望遠は大きく重いですから使う気が起きなかったんですよねー。
α6400に使う望遠レンズとして早速我が家にお招きしたのでレビューしていきます。
今回は長女の七五三編ですよ。
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SONY E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
特徴
- 発売 2019.10.11
- 焦点距離イメージ 105-525mm
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 1.1(W端)-1.5m(T端)
- 最大撮影倍率 0.23倍
- 質量 625g
- フィルター径 φ67mm
- 最大径 約φ77mm×142mm
その他特徴
- 光学式手ぶれ補正OSS
- XDリニアモーター
- フォーカスホールドボタン
- AF/MFフォーカスモードスイッチ
- ズームロックスイッチ
- 防塵・防滴に配慮した設計
実際に使ってみた!
特徴・作例・レビュー
こちら広角端70mmのF8。結構よく写ってますね。ここからズームすると…
ここまでズームできます。350mm F8。びっくりするぐらい写ってますね。望遠ズーム楽しい。
これは170mmくらい。すこしボケがうるさいかな、と思いますがズームレンズなら画角や構図を思いのままというメリットが上回ります。単焦点では撮れないことも多いんでね。
おみしもそれっぽいの着てます。実はこのとき僕は十メートルほど離れたところから撮影してるんです。離れているので自然な表情を捉えらえるのも望遠レンズの醍醐味ですね。
使ってみてわかった良い点
軽量な超望遠
これ。ほんとこれ。
フルサイズの超望遠といえばレンズだけで1kgこえるものばかりですが、このレンズはなんと600gほど。テレ端がF6.3とはいえ、35mm版換算525mmが手持ちで手軽に使えるのは非常にメリットがあります。
このくらいのサイズなら動物園で1日中歩いてられるはず。
5倍ズームが使いやすい
105-525mmなのでかなり汎用性が高いです。
70mmくらい欲しくなるかな、と思ったのですが屋外での撮影なら足で離れてしまえば意外に色々撮ることができます。近所の猫や鳥なんか撮っても楽しそうですね。
意外に解像する
あまり期待してなかったんですけどね、すごいキリッと写ります。
ピント面はキリッと、アウトフォーカス部はフワッと。めちゃめちゃ楽しいです。
気になる点
ズームリングがレンズ先側
Tamron 28-75mm F/2.8 Di III RXDの時も感じたんですが、先端の方にズームリングがあるのが慣れないうえに、フードを逆に装着しているとズームしづらい。好みは分かれるでしょうが僕はあまり好きじゃないです。
ボケはうるさいかも
もちろん気にならないことも多いですが溶けるような大きさのボケにならない場合、結構ボケの輪郭や内部の模様が見えます。Gレンズにはもっと上を目指して欲しいなぁ。
逆光にはあまり強くないかも
フードが浅い気がします。たまに強烈なゴースト・フレアが出ますのでうまく角度を調整してあげましょう。
まとめ
重さが600gほどなのでα6400との組み合わせでも1.2kgほどにしかなりません。
個人的に1.5kgを超えると持ち運びしたくないので理想的な望遠システムだと感じました。ただ若干α6400のグリップが心もとないので、200gほど重くなりますがsmallrigの延長グリップを使うといい感じです。
非球面レンズの影響なのか、ボケ内部があまり美しくありません。背後に光源があるときには気をつけた方が良さそう。
とはいえ動物園や運動会、その他望遠ポートレートとして使うには軽量で持ち運びしやすい優秀なレンズだと思います。SONY APS-Cシステムを使っているなら是非。
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新品のソニー製品はどこで買う?
中古は一点モノなので出会ったらそこで買うしかありません。
その点、新品ならどこでも買えますよね。なるべく安く手に入る店舗を選びたいところですが、SONYのレンズ・ボディの新品を買うならソニーストアが断然おすすめです。
というのも、メーカーから直接買うと高いイメージがありますが
ポイント
- 初めての登録なら10%OFFクーポン
- 使い続けていると感謝クーポン
- 株主の方は株主優待権
- 定期的に配信されるお買い物券
が使えます。
意外と最安値付近で買えたりすることもあるので、実はそこまで割高になりません。さらに分割払いや残価クレジットに対応しているので月々の負担をなるべく少なくすることもできます。僕自身、α7 III購入時に残価クレジットを使わせてもらいましたが非常に助かってます。
さらに、ソニーストアを選ぶうえで大事なのがソニーの業界最高の手厚い保証制度です。
それが、水没・破損までカバーする長期保証(ワイド)。
ソニーの機材を買うときにはこの保証に必ず入ります。この長期保証(ワイド)は
ポイント
- 三脚がぶっ倒れて海に水没しても
- レンズ交換で手が滑って砕け散っても
- レンズの中に埃やチリが入っても
無料で修理してくれます。大事に扱っててもレンズ内にゴミが入ることはよくありますからね。
そして極めつけのαあんしんプログラム。ユーザー単位で加入する仕組みなんですが、経由して購入するすべてのレンズにこの長期保証(ワイド)が適応可能という超太っ腹な内容。
つまりソニーストアで買うレンズはすべてこの長期保証(ワイド)の対象となります。
結果として、僕のα7 IIIとα6400は長期保証(ワイド)に、ソニーストアで購入した純正レンズはすべてαあんしんプログラムによる長期保証(ワイド)に守られています。
あ、もしかして延長保証なら近くの量販店でも入れると思っている方いませんか?
ポイント
メーカー保証や量販店の延長保証はユーザーの過失による破損は保証対象外
なんです。
フルサイズのレンズはかなり高価な物が多いですから、修理代に怯えて使いたくない…。
SONYの保証なら安心感が全然違いますよ。
SONYのレンズ・ボディの新品を買うならソニーストアが断然おすすめです。
なお、ソニーでは10/22からキャッシュバックキャンペーンがスタート。今回は対象のボディが少ないですがレンズの単品購入もあるので通常時よりお得なのは変わりありません。ボディとレンズを同時購入するとさらに追加で1万円キャッシュバック金額が増える組み合わせがありますので要チェックですよ。
こちらのレンズを買うか標準?の18-135mmのにするか迷ってます(><)
6300の標準レンズは遠くは全然撮れず運動会や行事にむけての購入なのですがそこまで広い幼稚園でも子どもの人数が多いわけでもなく、、、
70mmだとかなり離れなくちゃいけないですかね?
杉本さん、コメントありがとうございます。
幼稚園の規模や開催場所などにもよるので何とも難しいですが、70mm(35mm判換算105mm)は4畳半の部屋で目一杯(3〜4m)離れた時、大人の上半身が撮れるくらいの画角です。屋外、5mほど離れられるなら画角の狭さはそこまで気にならないかなぁ…という感じ。小学校の運動会とかだと規模が大きくなるのでこちらのレンズをオススメする場合もあると思います。
そこまで広い幼稚園ではないのであれば高倍率の18-135mmの方が汎用性は高いかもしれません。休憩の時などで近くにきた時や集合写真、会場の全体的な雰囲気なんかも撮ることを考えると望遠一本では少し窮屈かも。かといって標準ズームにレンズ交換している時間は経験的にあまりなく…。
それに3人のお子さんを撮るならなるべく軽く、荷物は少なくしておいた方がいいでしょうね。室内はSIGMA 30mm。外は18-135mm。α6400のページで紹介してますが結局この組み合わせで持ち出すことが一番多いです。不満が出てきたらまた教えてください。またレンズ紹介しますのでw
参考にしていただけると幸いです。
a6400を使用しておりましたが、フルサイズに移行したため、フルサイズで風景、街並みスナップを撮っています。出番の無くなったa6400はapscの利点を活かして望遠用にして、野鳥、出先での圧縮効果を利用した写真など望遠端を使う様な写真をtamron18300で撮っています。
上記の様にa6400の撮影スタイルが変わり、現在は望遠だけしか使わなくなったので、sel70350Gが気になっております。望遠端が300→350となり、フルサイズ換算で75mm伸びるので、
・もう少しアップで撮れるのではないか?
・望遠レンズなので、望遠端でも、もう少し解像して、鮮明な綺麗な写真が撮れるのではないか?
・純正品なので、AFの迷いが減るのではないか?
・手ブレ、被写体ブレ写真が減るのではないか?
など、便利ズームではなく、望遠レンズに変更することで、変えるメリットが大きいのではと思っています。
どちらも使用、お持ちのゆきおみさんのご意見及びアドバイスをお願いできませんか。
写真好きさん、コメントありがとうございます。
α6400用の望遠レンズで18-300mmと70-350mmでお悩みなんですね。いくつか質問していただいているので回答させていただきます。
・もう少しアップで撮れるのか
望遠側が伸びているので遠くのものをもう少しアップで撮ることができます。「近くのものを大きく撮影する」という意味では無いのでご注意ください。
・解像具合について
厳密に比較すると若干SONY 70-350mmの方がよく写る感じです。ただかなりtamronも健闘している印象です。
・純正orサードパーティ
やはり純正の方がAFの迷いは少なく感じましたが厳密に比較したわけではないのでご注意ください。
・手ぶれ/被写体ブレについて
超望遠域ですので、個人的にはレンズ手ぶれ補正はファインダー像が安定する、くらいのイメージしかありません。シャッタースピードが焦点距離の2倍くらいだとぶれは起きにくい、と言われますので1/1000を目安にシャッタースピードを調整してみてください。
以上になります。
望遠側の性能はSONY 70-350mmの方が上に感じますので望遠専用としてα6400を使用するなら持っていて損はないレンズだと思いますよ。これ以上の性能を求めると値段と大きさが跳ね上がりますから…参考になりましたら幸いです。
ゆきおみさんコメントありがとうございます。
Aモードで撮っていますが、マニュアルにしてシャッタースピードを固定した方が良いのでしょうか。
とりあえず、ISO AUTO低速限界は250だったのを1000へ変更しましたので、これで試してみます。
浜辺で飛んでいる鳥を撮影した際、
・焦点距離が足らないからぼやーっとしてるのか?
・AFズレ、被写体ブレでボケてるのか?
シャッタースピードで変わるかどうかまた機会があれば試してみます。
作例を見ると結構きれいな写真が多いので、なぜ撮れるの?と思うことが多々あります。
α6400ではなく、6600の手振れが意外にも効果があるのではとか考えております。
解像度はタムロンもかなり良いんですね。シャッタースピードで変化があるかで買い替える
か検討してみます。でも、70以下を使うことが無いなら、70350の一択のようですね。
写真好きさん、ご返信ありがとうございます。
マニュアルにするとたとえば逆光になった際に露出オーバーになったりするケースもあるのでその場合は手でシャッタースピードを1/4000とかまで落とす必要があります。その辺りを自動でしてくれるのがAモード+低速限界の良いところですね。
α6600の手ぶれ補正が気になるのであれば三脚を使ってみてはいかがでしょうか?雲台がボールになっているものなどは締め加減で微妙に三脚に乗せたままカメラの向きを変えることができます。慣れると疲れも少ないしそれなりに追うことができますのでぜひ試してみてください。三脚の取り回しが嫌いなら一脚も検討してみても良いかと思います。スポーツやモータースポーツ、鳥撮影のプロもそういった機材に頼ることあるのはオリンピックなどみても明らかですから。まぁ彼らの機材は本当に重いってのもあるんですけどね…。
参考になりましたら幸いです。