SONYのフルサイズミラーレスの特徴といったらその機動性。
大きなセンサーを搭載していながら、マイクロフォーサーズ並みのボディサイズなんですから恐れ入ります。ただ、フルサイズのレンズは性能を追求するとかなり重く、大きくなります。
軽い単焦点が恋しくなるのも仕方ない…。
子供と遊びながら撮影するときなんかは距離感・画角がちょうどよくなることが多いですから
ポイント
- 焦点距離24mm~35mm
- 広角単焦点
そして、その中でもアダプター無で使えるSONY Eマウントのフルサイズに対応したレンズを比較していきたいと思います!
正直比較レンズが多すぎるので、オススメをご紹介。
最もオススメなのはこちら。
最短撮影距離が22cm!
最大撮影倍率0.24倍とフルサイズなのにかなり寄れる上、上位機種を上回るレベルのボケの美しさ、AFは爆速。騙されたと思って是非一度使って欲しい銘玉です。
2021.1.14追記
SONY FE 35mm F1.4 GMが発表されました。これまでのZEISS 35mm F1.4よりかなり小型になり、最新レンズらしい高性能なレンズとなっているようです。MTF曲線がほぼ直線。期待して良さそうです。
それに伴いZEISS Distagon 35mm F1.4が大幅値下げ。狙ってた方にはまたとないチャンスです。
次点はこちら。
僕のα7III付けっ放しの超お気に入りレンズ。
珍しい25mmという画角。ピントの合う範囲(被写界深度)がわかる有機ディスプレイはカメラの腕を上げてくれます。写りも抜群だし大きさもちょうどいい。大好きなレンズです。ちと高いですが…。
24mmよりも広い超広角レンズが気になる方はこちらをどうぞ。
-
【2023年6月】SONY Eマウントのフルサイズ対応超広角レンズでもう迷わない!単焦点・ズームのおすすめレンズの違いを比較!
続きを見る
また、ソニーのカメラ・レンズはソニーストアで買うのが一番お得で安心です。
後半で詳しく説明していますが、ソニーストアなら
ポイント
- 故障以外も保証する安心保証
- 月々の支払いを抑える支払い
- 新規登録で10%割引クーポン
と特典だらけ。ほかにも清掃・点検サービス、下取りの優遇など購入後のサポートも手厚くなっているのも魅力的。
分割手数料無料のキャンペーン中なので10%割引クーポンと併用して使えばさらにお得ですね。
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SONY Eマウント(フルサイズ)の「まとめ」・「もう迷わない!」はこちらから
新品・中古価格(評価)一覧
基本的に焦点距離順、F値が小さい順に並んでいます。画角が広い順、明るい順ってことです。
ポイント
当ページの価格・評価はAmazon価格が相場とずれている場合や、評価(記入2017.12.23)が更新されていることがあるので確認をお願いします。
24mm〜28mm単焦点
35mm単焦点
こんなに種類あるの!?選ぶのも一苦労…。
MFレンズは?
今回は瞳AFが使えないということで除外しています。
2019.6.28追記
知り合いがこのMFレンズでめっちゃいい風景写真撮ってました。彼曰く、人生に悔いを残したくなかったそうな。大袈裟な!と思わせない値段。ちょっと借りたんだけど手が震えた。
α7 IIIを買った理由である「瞳AF」はかなり大きいポイント。
MFオンリーならα7 IIから買い換える必要もそこまでないでしょう。やっぱりこの画角のレンズだと近づいて子供を撮ることも多くて、そうなると瞳AFが使えないと困ります。
もちろんMFレンズにもいい性能のものが多く揃っていますので、そのうち別ページででも紹介できたらな、と思います。
憧れのレンズを手にするには?
あのカメラ、あのレンズ使ってみたい…!!
ただ気に入るとも限らないのに買うのは…という不安もあります。何より高額商品で損したくない。
そんな時に頭に浮かぶのは機材のレンタル。実際に使ってみて今後も使っていきたいなら買えばいいし、想像していたのと違うのであれば返却すればいいですから。
そこで僕は月額タイプのレンタルサービスCAMERA RENTを使っています。
ポイント
- 月額制なので期限が無い
- 豊富な機材ラインナップ
- 良心的な金額設定
他社と比べても取り扱いの種類も多く、そのうえ月額でこの値段なら…と思わせてくれるコスパの良さ。
ラインナップ | 期間・金額(税抜き) | |
CAMERA RENT | 多い | 月契約 3,500- 12,500円 |
GooPass | とても多い | 月契約 5,800- 29,800円 |
APEX | 多くはない | 2泊3日 約6,000- 30,000円 |
Rentio | 多い | 3泊4日 約5,000- 40,000円 |
DMM | かなり少ない | 1泊2日 4,000- 5,000円 |
Rentry | 少ない | 2泊3日 約7,000- 25,000円 |
例えば僕のお気に入りZEISS Batisレンズを例にとってみましょう。なかなか手が出ない高級レンズの取り扱いこそレンタル店選びの重要な条件。
期間 | 費用(税別) | |
CAMERA RENT | 月契約 | 月額6500円 |
GooPass | 月契約 | 月額9800円 |
Rentio | 取扱い無 | |
ReRe | 取扱い無 | |
DMM | 取扱い無 | |
Rentry | 取扱い無 |
3泊4日で数千円というサービスよりも期限が決まってない分、すごい安心感があります。
と言うのも、期間を絞って借りるのは非常にリスクが高いんですよ。例えば雨が降って撮影に行けなかったとしてもレンタル代は返ってきません。
その点、今週ダメなら来週という融通が利きますし気に入らなければ即交換。もちろん使わない月は無料会員に戻ってしまえば費用はかかりません。僕も使いたい機材がある時だけ使っています…(汗
CAMERA RENTの欠点・デメリットとしては機材の在庫が少ないようで、若干早い者勝ち感があるところ。人気のあるものは数ヶ月レンタル中のままだったり。今後の拡充に期待ですね。
ちなみに僕はCAMERA RENTで目当ての機材がなかった場合、GooPassを使うことが多いです。どちらも月額タイプなので満足できるまで使えますよ。必ず使いたいカメラ・レンズの在庫情報を確認してから登録してみてください。
レンズ選びのポイント
数はそんなに多くないですが、レンズを比較する前に自分が好きな画角を先に決めておきましょう!
広ければ広いだけ「大は小を兼ねる」つまり、トリミングでなんとかなるかな、と考えがちですが、あまりに自分のイメージと違うと「なんか違う」といって、せっかくの表現をボツにしてしまうケースがあります。
スナップを中心にしたレンズ選びですから、パッと撮って、いい感じ!というところにもっていきたいとこです。
どーしても焦点距離を決められない、という方は広角域を網羅した標準ズーム、もしくは超広角域まで広げたズームにしてしまう手もありますので別ページをご覧ください。
ちなみに、スマホ・iphone系はだいたい28mm、フィルムカメラの「写ルンです」は32mmといったところ。
このあたりがスナップとして手軽に撮れる焦点距離(画角)なのかな、と思いますが好みなので参考にしてください。個人的には35mmは少し狭いんですよね…。かといって24mmは広すぎる…そう、わがままなんです(笑
僕の場合PENTAXの名レンズFA31 F1.8 AL Limitedの画角に慣れているのでスナップ用の携帯性に優れた単焦点(焦点距離30mmくらい) で考えています。
新品のソニー製品はどこで買う?
中古は一点モノなので出会ったらそこで買うしかありません。
その点、新品ならどこでも買えますよね。なるべく安く手に入る店舗を選びたいところですが、SONYのレンズ・ボディの新品を買うならソニーストアが断然おすすめです。
というのも、メーカーから直接買うと高いイメージがありますが
ポイント
- 初めての登録なら10%OFFクーポン
- 使い続けていると感謝クーポン
- 株主の方は株主優待権
- 定期的に配信されるお買い物券
が使えます。
意外と最安値付近で買えたりすることもあるので、実はそこまで割高になりません。さらに分割払いや残価クレジットに対応しているので月々の負担をなるべく少なくすることもできます。僕自身、α7 III購入時に残価クレジットを使わせてもらいましたが非常に助かってます。
さらに、ソニーストアを選ぶうえで大事なのがソニーの業界最高の手厚い保証制度です。
それが、水没・破損までカバーする長期保証(ワイド)。
ソニーの機材を買うときにはこの保証に必ず入ります。この長期保証(ワイド)は
ポイント
- 三脚がぶっ倒れて海に水没しても
- レンズ交換で手が滑って砕け散っても
- レンズの中に埃やチリが入っても
無料で修理してくれます。大事に扱っててもレンズ内にゴミが入ることはよくありますからね。
そして極めつけのαあんしんプログラム。ユーザー単位で加入する仕組みなんですが、経由して購入するすべてのレンズにこの長期保証(ワイド)が適応可能という超太っ腹な内容。
つまりソニーストアで買うレンズはすべてこの長期保証(ワイド)の対象となります。
結果として、僕のα7 IIIとα6400は長期保証(ワイド)に、ソニーストアで購入した純正レンズはすべてαあんしんプログラムによる長期保証(ワイド)に守られています。
あ、もしかして延長保証なら近くの量販店でも入れると思っている方いませんか?
ポイント
メーカー保証や量販店の延長保証はユーザーの過失による破損は保証対象外
なんです。フルサイズのレンズはかなり高価なものが多いですから修理代に怯えて使いたくない…SONYの保険なら安心感が全然違いますよ。
SONYのレンズ・ボディの新品を買うならソニーストアが断然おすすめです。
特徴・違い・おすすめポイント
SONY 24mm F1.4 GM SEL24F14GM
特徴
- 発売 2018.10.26
- SONY Eマウント(フルサイズ)
- 絞り羽根 11枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.24m
- 最大撮影倍率 0.17倍
- 質量 445g
- フィルター径 67mm
- 最大径 約φ75.4mm×約92.4mm
その他特徴
- ナノARコーティング
- ダイレクトドライブSSM・インターナルフォーカス
- 防塵・防滴に配慮した設計
- フォーカスモードスイッチ
- フォーカスホールドボタン
- 絞りリング
- 絞りリングクリック切替スイッチ
ついに登場。ミラーレスのために設計された広角単焦点レンズです。
ミラーレスはフランジバックが短く、広角レンズのレンズの大きさを小さくできると言われていましたが、ついに登場しましたね。
実際スペックを見ても他メーカーのF1.4レンズよりもひと回り小さいし軽い。(SIGMAの24mmは一眼レフ用の設計)DDSSMや11枚羽根円形絞りなど装備はバッチリ。
お値段は高いですが写りは抜群。解像感よく写るし、よくボケる。狭い路地でのポートレートなんかするとありがたみを実感できそうです。
また、サジタルフレア(周辺部の光のにじみ)がかなり抑えられています。星空を撮っても周辺部まできれいに写りそうですねぇ。
こんな方におすすめ
- GMの最高性能は買い
- 携帯性は妥協したく無い
- 24mmの画角が好き
SIGMA 24mm F1.4 DG HSM Art
特徴
- 発売 2018.6.14
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.25m
- 最大撮影倍率 0.189倍
- 質量 760g
- フィルター径φ77mm
- 最大径 約φ85mm×約116.2mm
その他特徴
- スーパーマルチレイヤーコート
- 超音波モーターHSM
Made in JapanのSIGMAレンズからついに24mmF1.4という化物スペックのレンズがEマウントで使えるようになりました。
Artの単焦点といえばZEISSの最高級レンズOtusにも匹敵する解像力とボケの美しさが魅力です。その代わり機動性が大きく失われていますが。
個人的には24mmF1.4というスペックはまだ使い方を模索しています。近づいてボケをつくる、広角ポートレートくらいしか浮かばず。水平が取れてないのが目立ったり、怠慢な構図になったりと、あまりに広い画角は微妙にスナップには難しいんですよね。
もちろん僕の腕が足りないのがいけないんですけど。ちょっと狭いとまた少し違うんだけどな…あ、Batisあるじゃん。
こんな方におすすめ
- SIGMAのArtラインが好き
- 大きさ・重さは気にしない
- 24mmの画角が好き
SONY 24mm F2.8 G SEL24F28G
特徴
- 発売 2021.4.23
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 AF時 0.24m / MF時 0.18m
- 最大撮影倍率 AF時 0.13倍 / MF時 0.19倍
- 質量 162g
- フィルター径 φ49mm
- 最大径 約φ68mm × 45mm
その他特徴
- 絞りリング
- フォーカスホールドボタン
- クリックON/OFFスイッチ
- AFリニアモーター2機
- AF/MFボタン
- リニア・レスポンスMF
- 防塵・防滴に配慮した設計
人気のある24mmの焦点距離は純正レンズはGMしかありませんでしたが、ようやく選択肢が増えることになりました。
かなり小型に作ってあるうえ、純正ならアクティブ補正の恩恵を最大限に発揮できることでしょう。
こんな方におすすめ
- 純正が良い
- 携帯性は最優先
- 24mmの画角が好き
SAMYANG AF24mm F2.8 FE
仕様
- 発売日 2018.7.20
- 絞り羽根 7枚
- 最短撮影距離 0.24m
- 最大撮影倍率 0.13倍
- 質量 93g
- フィルター径 49mm
- 最大径 約φ61.8mm×37mm
その他特徴
- ウルトラマルチコーティング(UMC)
さて、SAMYANGの新製品…かなりお安いですね。
フルサイズの単焦点がこんな価格帯でいいのかな、ってくらい。F2.8になるだけでこんなに小さく、お安くできるのか…SIGMAと対極にあるようなレンズです。
ちなみに海外レビューサイトでは満点をたたきだしていたりします。オートフォーカスの作動も35mmより静かで素早くなっているようですが、若干迷うこともあるそうな。
許容は人によりけりでしょうが、子供を撮る僕にはちょっとでもAF性能は高いに越したことないのでちゃんと確認したいところですね。絞りは円形じゃなさそう…??
こんな方におすすめ
- かなり広角の単焦点が欲しい
- 性能が良ければメーカーは気にしない
- 防塵防滴は必要ない
Zeiss Batis 2/25
特徴
- 発売 2015.8.6
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.2m
- 最大撮影倍率 0.19倍
- 質量 335g
- フィルター径φ67mm
- 最大径 約φ81mm×約78mm
その他特徴
- T*コーティング
- AFリニアモーター
- 防塵・防滴に配慮した設計
- 有機ELディスプレイ
-
【ZEISS Batis 2/25 レビュー】子供撮影カメラとして最高にオススメ…SONY α7IIIと作例・使い方を紹介!!25mmの広角ポートレートは楽しいぞ!
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ツァイスのレンズはマニュアルフォーカスなのがな…と思っていませんか?
このツァイスならオートフォーカスが使えます。そう、Batisならね!写りは申し分ありません。さすがツァイス。値段もさすがツァイス。
そして広角レンズの焦点距離の1mmの違いを分かってくれているツァイス。実は25mmという画角はとても絶妙で、24mmと28mmの美味しいとこ取りをしてくれています。
ズームレンズを持っている方は25mmで固定して使ってみてください。1mmでこんなに違うものかと思ってもらえるはず。なかなか楽しい画角ですよ。
ちなみに防塵防滴。素敵です。
有機ELディスプレイはなんと被写界深度が表示されるようです。集合写真やスナップ写真の時なんかには大活躍しそうです。個人的にこういうギミック最高。この良さ分かってくれる人少ないけど。
実は装着している時間が一番長いレンズ。軽くて写りはバッチリで、よく寄れる。広すぎると感じることもあるので状況に応じて多少トリミング・APS-Cクロップすることもありますが不満は一切ないです。
広角が苦手な方にこそ使って欲しいな。
こんな方におすすめ
- 24mmと28mmの間が好き
- たぶん安レンズじゃ満足できない
- ZEISSでAFできることに感動を隠せない
SONY FE 28mm F2 SEL28F20
特徴
- 発売 2015.4.17
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.29m(AF時) / 0.25m(MF時)
- 最大撮影倍率 0.13倍(AF時) / 0.16倍(MF時)
- 質量 200g
- フィルター径φ49mm
- 最大径 約φ64mm×約60mm
その他特徴
- T*コーティング
- リニアモーター・インターナルフォーカス
- 防塵・防滴に配慮した設計
- コンバーターレンズ装着可能
フィッシュアイコンバーターSEL057FEC
ウルトラワイドコンバーターSEL075UWC
手ごろな価格の純正単焦点。
絞り開放では隅の欠点もそこそこありますが、ちょっと絞ると劇的改善をする素敵仕様。F2.8で通常使用して、緊急用にF2.0があるって気分でいると幸せになれます。まぁこの大きさ、重さなんですから不満はありません。
絞らないとあんまり使えないんならF2.8のズームレンズ使うわって声もわからなくはないですが、実はこのレンズ専用のコンバーターが販売されています。レンズの先につけてみればあらふしぎ、ウルトラワイドコンバーターなら21mmF2.8に。フィッシュアイコンバーターなら16mmF3.5へとその姿を変えます。
魚眼までそろえれば超広角ズームにはない特徴を手に入れることができますね。なんといっても身軽に魚眼の表現方法が広がるのはでかいです。1本で3度おいしい。うむ、これ買うおうかな。
SIGMA 35mm F1.2 DG DN HSM Art
特徴
- 発売 2019.7.26
- 絞り羽根 11枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.30m
- 最大撮影倍率 0.196倍
- 質量 1090g
- フィルター径 φ82mm
- 最大径 約φ87.8mm × 136.2mm
その他特徴
- 絞りリング
- クリックON/OFFスイッチ
- AFLボタン
- 防塵防滴機構
- 撥水・防汚コート
- スーパーマルチレイヤーコート
- 大型HSM
DG DNというのはフルサイズミラーレス用の新設計という意味。SIGMAの持ちうるすべての技術をぶちこんで設計したのが見て取れますね。F1.2という大口径ながら解像度と収差のバランスを極限まで追求。その結果82mmの大型フィルターと1kgを超える重量を備えることになりました。
気軽にお散歩に連れていけるようなレンズではありませんが、此処一番のポートレートなどは美しいく大きなボケとまできっちり映るまつ毛が共存することでしょう。
SONY Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA SEL35F14Z
特徴
- 発売 2015.6.26
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.3m
- 最大撮影倍率 0.18倍
- 質量 630g
- フィルター径φ72mm
- 最大径 約φ78.5mm×約112.0mm
その他特徴
- T*コーティング
- リングドライブSSM・インターナルフォーカス
- 防塵・防滴に配慮した設計
- 絞りリング(クリック切替スイッチ有)
他の追随を許さぬディスタゴン。憧れと羨望のまなざしを受け続けるそのフラッグシップはEマウント(フルサイズ)でも最高級の単焦点レンズとしてその地位を確立しています。
ただ、このレンズは35mmでF1.4の価値がわかるかどうか、それが全てかと。F1.4だからすごいボケるんだよね!というボケの量だけで考えると値段が値段なので費用対効果はあまり良くないはず。重いし、ほぼ同スペックのサムヤンもあるし、ボケ質で言えば35mmでは限界があるので上には上があります。さらに35mmを極めし人にはRX1R IIというおよそレンズ交換式カメラではたどり着けない化物もいます。コンデジでこの価格。α7IIIよりはるかに高いんですから。分かる人にしかわからない、ド変態なコンデジををよくまぁ販売までこぎ着けたもんです。
さて…つい先日、バイクでツーリングに友達と行ったんですよ。んで寄りたかった道の駅に着いたのは深夜もいいとこで、星がすごいきれい。そんな時言われました。バイクと僕と後ろの看板が入るように写真撮れる?…えぇ、さいっこうに鬼畜なオーダーです。ツーリングにフラッシュなんか持ってきてないし、三脚も無ければレンズも限られたレンズしか持ってきておらず残念ながら満足いく写真は撮れませんでした…不覚。このレンズがあれば撮れたかもしれません。
何が言いたいかって、広角ポートレートやシャッタースピードが遅くできないような特定の写真を撮りたいときに行き着くはず、いや行き着くべきレンズです。そしてそのときには安心して使えるレンズには間違いないでしょう。
こんな方におすすめ
- 35mm単焦点を極めし人
- なぜこのレンズが必要か分かっている
- Distagonは買う
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art
特徴
- 発売
キャノンEF/シグマSA 2012.11
ソニーE 2018.6.14 - 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.30m
- 最大撮影倍率 0.192倍
- 質量 755g
- フィルター径φ67mm
- 最大径 約φ77mm×約120mm
その他特徴
- スーパーマルチレイヤーコート
- フローティングインナーフォーカス ・超音波モーターHSM
-
【SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art レビュー】これは…最高の35mm単焦点かも?広角単焦点レンズの作例・評判・特徴などレビュー!
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35mm Art。それだけでだいたのイメージはつく。
そんなレンズを作る企業にまでSIGMAは進化していますよね。だいたい先の24mmと同じ印象です。ほんとにDistagonとSAMYANGの間くらいのスペック、価格設定となっています。
SIGMAも防塵防滴はありません。不満はそれくらいですね。あと重い。
思ってた以上に凄まじい描写。これだけ映れば楽しいのなんのって…。MC-11でのレポートですが、Eマウントにマウント変更するか本当に悩んでいます。
こんな方におすすめ
- F1.4でもDistagonほど予算はかけれない
- SIGMAが好き
- 防塵防滴は必要ない
SAMYANG AF35mm F1.4 FE
仕様
- 発売日 2018.1.12
- 絞り羽根 9枚 (円形絞り)
- 最短撮影距離 0.3m
- 最大撮影倍率 0.17倍
- 質量 645g
- フィルター径 67mm
- 最大径 約φ75.9mm×115mm
その他特徴
- AF超音波モーターLSM (Linear Super sonic Motor)
- ウルトラマルチコーティング(UMC)
まさかのDistagonと同スペックのお安い価格の広角F1.4レンズ。
SONY純正Distagonと全く同じスペックのため気になっている人も多いはず。
個人的にはSAMYANGは絞り羽根の形状がちょっと不思議な形状になっていることが気になりました。ZEISSはきっちり絞り羽根は円形に絞られていくんですけど、SAMYANGは非対称といいますか、崩れた円形で絞られていく個体を触ったことがあります。それこそ個体差もあるんでしょうけど。
まぁそんなことを差し引いても、ぱっと見のDistagonとのスペックの差は防塵防滴の有無くらいしか見当たりません。さらに海外レビューを読んでも大きな欠点は見当たらず…それでいてこの価格は…すごいレンズなんじゃないか、これ。
コスパの高い35mm F1.4があるのは幸せです。
こんな方におすすめ
- F1.4が必要だけどなる安で済ませたい
- 性能が良ければメーカーは気にしない
- 防塵防滴は必要ない
SONY Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z
特徴
- 発売 2013.11.15
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.35m
- 最大撮影倍率 0.12倍
- 質量 120g
- フィルター径φ49mm
- 最大径 約φ61.5mm×約36.5mm
その他特徴
- T*コーティング
- リニアモーター・インターナルフォーカス
- 防塵・防滴に配慮した設計
スナップレンズの本命と言えばこのレンズ。
量販店ではこのレンズがα7に装着されているのをよく見かける気がします。やはり純正ならではの安心感はやはり大事ですね。ちょっとお値段が高い気がしますが…まぁ純正ならしょうがないってもんです。
F2.8の明るさはレンズ全体としてはズームレンズもありますから、そんなに優位な点ではありません。やはりポイントになるのはその大きさとその描写でしょう。
SONYのα7シリーズはフルサイズではありますが、かなり小型軽量のボディ。しかしながらレンズは巨大なものが多く、システム全体としてはマイクロフォーサーズなどよりも大きくなってしまいます。
そこでこのレンズ。威圧感を被写体に与えないので接近して撮影するときなどはより自然な表情が引き出せるかもしれません。
気づいたら重いレンズばっかりになってしまってませんか?小さなレンズでもいい写真が撮れたりするからカメラは面白い。
こんな方におすすめ
- 小型軽量がスナップには必須
- 純正がやっぱりいい
- 雨でも気にせず撮りたい
SAMYANG AF35mm F2.8 FE
仕様
- 発売日 2017.7.28
- 絞り羽根 7枚 (円形絞り)
- 最短撮影距離 0.35m
- 最大撮影倍率 0.12倍
- 質量 85.6g
- フィルター径 49mm / 40.5mm(フード装着時)
- 最大径 約φ61.8mm×33mm
その他特徴
- ウルトラマルチコーティング(UMC)
-
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さて、またまたSAMYANGです。今度はSonnarと同スペック。選択肢が増えるのは買う側からするといいことなんですけどZEISSに恨みでもあるんでしょうか…?
先ほどのSAMYANG AF35mm F1.4と同じような印象です。気になるのは防塵防滴と絞り羽根の形状です。あとAFも純正にくらべると少し迷う感じがあるかも。
でも…さらにお安いですね。フルサイズの単焦点がこんな価格帯でいいのかな、ってくらい。ちなみに海外レビューサイトでは満点をたたきだしていたりします。
コスパの優れたパンケーキレンズは持ってて損はないですよね。
欲を言えば…的なところもありますが、コスパはかなり高いと思います。そこそこ重量級のレンズを使った後とかに引っ張り出すと、軽いレンズで気楽にスナップっていいなぁ、と心から思えます(笑)
こんな方におすすめ
- とにかく広角の単焦点が欲しい
- 性能が良ければメーカーは気にしない
- 防塵防滴は必要ない
まとめ
結局のところ、スナップ・風景専用レンズ選びは「画角」選び。
その時感じた空気をパッと撮って気分良くなれるのが一番大事です。そうなると自分にとって一番好きな焦点距離を知っておかなければ選べないかもしれません。
こればっかりはみんな好みが違いますから気軽にオススメというのはできない、ということをご了承ください。
まずはズームレンズでいろんな焦点距離を試してみて、一番使いやすい画角・焦点距離を確認してから単焦点に移ると後悔しないかもしれませんね!
シャッターチャンスは迷っている間にどんどん過ぎていきます。迷っているなら買ってしまうのをオススメします(笑
おまけ Cyber-shot DSC-RX1RM2
特徴
- 発売 2016.2.19
- 絞り羽根 9枚 (円形絞り)
- 最短撮影距離 0.2m
- 最大撮影倍率 0.26倍
- 質量 507g
- フィルター径 49mm
- 外形寸法 113.3 x 65.4 x 72.0mm
その他特徴
- マクロ切替リング
- マグネシウムボディ
- 光学式可変ローパスフィルター
- ファストハイブリッドAF
- 399点像面位相差AFセンサー
など…詳しくはを公式ページご確認ください。
Distagon 35mm F1.4のところで少し紹介したカメラですね。
おい、最後にコンデジかよ。なんて言わないでください。敬意を持ってレンズフィックスカメラと呼んでいただきたいッ!!その性能はまさに化け物。
4240万画素(!?)の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー(!!?)でレンズはZEISS Sonnar T* 35mm F2.0(!!!?)という、すでに意味不明なスペックです。
レンズ一体型カメラのための専用設計なのでこのレンズ単体でEマウントで販売されることはおそらくありません。マクロモードを搭載し、最短20cm(!!!!?)、最大撮影倍率0.26倍はこのレンズだけの特権といっていいでしょう。
レンズ沼から抜け出したいあなたに。値段をみて泣くかもしれませんが。
こんな方におすすめ
- レンズで悩むのはもう終わりにしたい
- コンデジでも性能は妥協したくない
- 変態←褒め言葉だと思っている
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