ずーっと前から欲しかったんです。
でも、ずーっと前からスペックと価格に納得できず買えずにいましたがようやく購入。
先に言っときますよ。
ミラーレスに慣れた方は買わないほうがいいよ(笑
なお、フルサイズ用のLA-EA4は当然APS-Cのカメラにも取り付けられますのでAPS-C専用のLA-EA2というアダプターは完全下位互換。注意してくださいね。
関連
SONY Eマウント(フルサイズ)の「まとめ」・「もう迷わない!」はこちらから
SONY LA-EA4 マウントアダプター
スペック・特徴
仕様
- 発売日 2013.11.15
- 35mmフルサイズセンサー対応マウントアダプター
- SONY Eマウント(フルサイズ)
- 最大径x長さ 幅 78.5 x 高さ 86.5 x 奥行き 44.5mm
- 質量 約160g
その他の特徴
- トランスルーセントミラー(TLM)搭載
- 3点クロス15点AFセンサー
- 動画撮影時AF可
注意事項
- 35mmフルサイズイメージセンサー搭載Eマウントカメラボディでご使用時、特定のレンズで画像周辺が暗く写る場合があります。その場合は、絞りを絞ることで改善される場合があります(公式ページより)
対象レンズ:SAL500F40G、SAL300F28G、SAL300F28G2、SAL70400G、SAL70400G2、SAL70200G、SAL70200G2 - 「連続撮影:Lo 」モード以外(Hi+、Hi、Mid)での撮影時、ピントは1コマ目に固定されます
新品・中古価格(評価)
実際に使ってみた
レンズはMINOLTA 24-50mm F4というレンズです。
真ん中に四角いのがありますよね。そのポイントでAFができます。数えてみると左右に4つずつ、中心に7つの計15個。スペック通りのクロスセンサーです。
LA-EA4の15点
α7IIIの693点
こんなに違うの!!?
えぇ、こんなに違います。ってかちょっと昔の一眼レフってこんなもんだったんすよ…最近のカメラの進化が凄すぎるんです。
多くの人は中心でピントを合わせて、そのままカメラを振って構図を決めてました。厳密に言うと「コサイン誤差」という誤差が生じるのでピントが微妙にずれるんですが、絞り値を適切に設定したり、焦点距離的にそんなに気にならなっかたりで撮影していたようです。
85mm F1.4みたいな被写界深度の浅いレンズ+絞り開放でカメラを振るとだいたいピンボケになるので注意です。そういうのはマニュアルフォーカスも組み合わせながら対応するしかありません。
瞳AFを割り当てたボタンを押すとこうなります。無念。
まとめ
α7IIIのボディは693点の像面位相差検出AFです。
LA-EA4は広いカバー範囲と高速レスポンス、高い追随性能をAマウントレンズでも発揮…とはいえ、それをわざわざ重いアダプターを付けて使いたいレンズがあるかどうか、でしょうか。AマウントレンズのなかでもSSMレンズまたは、SAMレンズはLA-EA3を使うことで連写以外ほぼ問題なく使えますが、それ以外のレンズでAFを使いたいのであればこのLA-EA4を使うしかありません。
でも瞳AF使えないですからね…残念と言わざるをえません。
AマウントのSSM・SAMというレンズモーター非搭載の名レンズ…例えば
- SONY Planar T* 85mm F1.4 ZA SAL85F14Z
- SONY Sonnar T* 135mm F1.8 ZA SAL135F18Z
あたりのレンズでどうしてもAFで使いたい。泣く子もだまるAマウントの銘玉です。こちらのページで紹介してありますので、よかったら見てみてください。
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【2019年10月】SONY Aマウント(フルサイズ)のポートレート用単焦点でもう迷わない!おすすめレンズの違い・特徴を一斉比較!
続きを見る
もしくはボディ側の問題。位相差AFを搭載していないソニーのミラーレス機
- α7R
- α7S / α7SII
- α6000以前のNEX機
でAマウントレンズをどうしても使いたいという場合、LA-EA3ではAFがコントラストAFだけの為実用的ではありません。LA-EA3+マニュアルフォーカスか、LA-EA4を使うかになります。
まぁ…今現在Aマウントレンズをたくさん持っている・Aマウントボディからの移行を考えている方以外はどう考えてもあまりオススメできない。でも…意外と僕は楽しく使ってます。
中心一点でピントを合わせてカメラを振る。不自由の中でもできることはたくさんあります。
最近のカメラの性能の進化に感慨を覚えながら、それをあえて使わない贅沢。
過去の技術に身を任せて撮影するのもまた一興。
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