僕をカメラの世界に引き込んだのはOLYMPUS。
その中でもOLYMPUS OM-D E-M5 Mark IIは長きにわたって相棒として共にしてきました。Panasonicの G9 PROを買うまでだから…4〜5年くらい。
フィルムカメラのような可愛い外観に、高性能な手ぶれ補正。
さぁ、2019年11月ついに後継機のOLYMPUS OM-D E-M5 Mark IIが発売っ!!
気になるポイント
- 瞳AF + 追従AF-Cの精度
- 最新MFTの高感度耐性
- E-M5 Mark IIからの変化
気になりますねぇ…。また長く使える相棒になれるかな。
実は買うつもりで予算を組んでいたのですが、前情報でOM-D E-M1 Mark IIと性能的には変わらなそうな印象だったため、レンタルをしてみました。
結果から言うと…ダメだったぁぁぁ!!!
SONY のα7 IIIやα6400、CANON EOS RP、それからNikon Z50あたりとAFの精度、追従具合などを比べるとかなり苦しい。
子供撮影用としてはマイクロフォーサーズは最上位機種以外は厳しいかもしれない。(まだ使ったことないですが)
数週間使用してみたので、今まで使用してきた機材と比較しながらOM-D E-M5 Mark IIIのレビューをしていきたいと思います。
ちなみにレンズはM.ZUIKO 25mm F1.2 PRO。今回はほぼレンズには言及してませんがすごくボケ味が良い感じです。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark IIIの特徴
小型・軽量の機動力に優れたボディ
まずは公式動画を。
パッと見て思うのは…あんまりグッとくるポイントがないなぁ、と。動画で挙げているポイントのほとんどの点は旧機種Mark IIからありますし。そんなに伝えたいことなかったの?とか思っちゃいます。
2020.4.2追記
公式ページでMark IIとの比較があります。パッとみてもパッとしません。
ここからは実際に使って感じたことを書いていきますね。
…とか言いながら早速不満をあげていくくらいにはあまりパッとしなかった。
弱点・欠点・デメリットなど
画素数が2000万画素
マイクロフォーサーズの最高峰の2000万画素ですが、普通に考えて申し分ないです。
いかんせん同価格帯のライバル機が強いのでちょっと少なく見えてしまいますね。3000万画素超えてるAPS-Cのカメラとか出てますから。
後述する他社メーカーの比較の項目で書いております。
センサーは進化しているが劇的ではない
OM-D E-M1 IIとおそらく同じセンサーなので旧機種E-M5 IIから比べると確実に性能アップしています。
が、こちらは発売されたのは2016年。さすがに数年前のセンサーで戦えるほど世間は甘くないわけで。SONYは言わずもがな、AFが遅い遅いと言われていたFUJIFILMもどんどん性能あがってきてますし、Nikonは動物にまで瞳AFが動作するような時代。
うーん、コスト的なマイクロフォーサーズの限界なのかなぁ。
全体的にAF精度に難あり
しょっちゅうピント抜けます。
上の写真は二人とも顔がきちんと前向いてるのにどちらにもピントが合わず、中央の鎖に持って行かれました。あげるのも憚られる失敗写真。他社に比べると顔認識が少々甘いようです。
遊びながら写真を撮ろうとすると、
ピントを合わす→構図を決める→シャッターを切る
みたいな流れはほぼ不可能で、ピントを合わしながらシャッターを切るという瞬発力が超重要だと思ってます。
子供の自由気ままな動きについていくためには高度な顔認識・瞳認識が必須なのですが…ダメだった。
風景などは問題ないでしょうが、子供撮影用の機材としては力不足です。
他社ライバルと比較
SONY α6400 / α6600
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外観の可愛さのみOLYMPUSを推したい。今でも一番かわいいボディだと思ってます。
SONYのAF追従性能にかなうわけなかったんや。
CANON EOS M6 Mark II
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ファインダーが好きなのでCANON EOS M6 Mark IIは僕の好みではありませんでした。3000万画素を超えている数少ないAPS-C機。
どちらか…と言われたらファインダーのあるOM-Dの方を選ぶ…はず。本音はどちらも選びたくないかなぁ。
CANON EOS 90D
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レフ機は大きさ・重さだけでなく、ファインダーとライブビュー時の違いなども含めてあまり好みではありませんでした。
慣れの問題だと思いますが、一眼レフの光学ファインダーが特に見やすいと僕は感じてませんので多分一眼レフ使う事はもうない、という結論に至りました。
ちなみに、これも3000万画素を超えたAPS-Cだったりします。
OLYMPUS E-M1 Mark II / Mark III (2020.4.19追記)
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と、いうわけでOLYMPUSのフラッグシップも比較してます。
AF性能に関しては
OM-D E-M1 Mark III >>OM-D E-M1 Mark II >OM-D E-M5 Mark III
くらいな感じ。正直E-M1 Mark III使うと、E-M1 Mark IIもE-M5 Mark IIIも使う気にならないくらいAF性能がアップしています。さすが最新フラッグシップ。
機能満載・高価格帯のE-M1 Mark IIIなので、レビューを読んでいただけると自分に向いてるのかどうかわかるかもしれません。
まとめ 動体撮影には向かない
0歳〜1歳くらいまでの動きの遅い赤ちゃんなら十分性能を発揮できると思います。
が、公園で自由気ままに遊ぶ 3~4歳くらいの子供達をと遊びながら写真を撮る…そんなハードな運用には向かないですね。
今の僕にはカメラを向けた瞬間に瞳にピントが合い、遊びながらでも瞳を追い続けるAF性能が必須です。PanasonicのAFは苦手なのでマイクロフォーサーズならOM-D E-M1XとOM-D E-M1 Mark IIIに期待するしかないなぁ。
多分買ってもすぐ手放してたはず…今回ばかりはレンタルしてみて良かったと心から思いました。
やっぱり実際に使ってみたいとわからないこと多いですね。皆様もお気をつけて。
ただ一つ注意しておきたいのは、AFの追従具合や高感度の許容範囲などは正直個人の感覚や使用環境にによるところが大きいということ。
そこで便利なのが機材のレンタル。ぜひ実際に自分の環境で使ってみてくださいね。
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