オールラウンドにこなせる50mm。
SONY Eマウントの標準レンズは良くも悪くもラインナップが豊富でかなり悩みます(笑)フルサイズのボディを持ってるんだから一本こだわりの標準レンズを持っていたい!という気持ちもあるので、きっちり比較していきましょう。
今回も50mmにこだわっているわけではないので
ポイント
- フルサイズで画角40-60mm
- AF可能・電気接点有りのレンズ
を調べていきます。
MFレンズも考えたんですが、風景や静物ならいいんでしょうけど、メインの被写体は子供。さすがにフルサイズの被写界深度では厳しいです。ちょっと前の娘なら撮れたんですけどね…最近動きが激しくなってきてさらに難しい…。
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僕のポートレート・人物撮影に対する考え方は下記ページのコメント欄、杉原さんへの返信で書いています。「レンズの選び方がわからない!」「何が違うのかわからない!」という悩みがある方は、少し難しいですが読んでもらえるといいかも。
さて、実はもう5種類ほど所有済みの僕のオススメはこちら。
言わずと知れたレジェンドレンズ。一度手放しましたがもう一度買い直すという…居なくなった時良さがわかりました。
次点でこちら。
2月に新しいGMレンズFE 50mm F1.4 GMが発売されました。514gというかなり扱いやすい重量で描写も文句なしの純正レンズ。最短撮影距離が短くなってるのも良き良き。
そしてこちら。
近接撮影のできる準標準レンズ。もうちょっと寄りたかったのに!を叶えてくれる素敵仕様。扱いが若干難しいですが色ノリ、コントラストの高さは素晴らしいですよ。
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SONY Eマウント(フルサイズ)の「まとめ」・「もう迷わない!」はこちらから
新品・中古価格(評価)一覧
ポイント
当ページの評価(記入2018.3.1)が更新されていたり、Amazonの価格が相場とずれている場合があります。それぞれのリンクで確認をお願いします。
フルサイズ対応Eマウント標準レンズ一覧
SONY 40mm F2.5 G SEL40F25G
評価 無
楽天(価格ナビ)
Yahoo(最安検索)
SONY FE 50mm F2.5 G SEL50F25G
評価 無
楽天(価格ナビ)
Yahoo(最安検索)
憧れのレンズを手にするには?
あのカメラ、あのレンズ使ってみたい…!!
ただ気に入るとも限らないのに買うのは…という不安もあります。何より高額商品で損したくない。
そんな時に頭に浮かぶのは機材のレンタル。実際に使ってみて今後も使っていきたいなら買えばいいし、想像していたのと違うのであれば返却すればいいですから。
そこで僕は月額タイプのレンタルサービスCAMERA RENTを使っています。
ポイント
- 月額制なので期限が無い
- 豊富な機材ラインナップ
- 良心的な金額設定
他社と比べても取り扱いの種類も多く、そのうえ月額でこの値段なら…と思わせてくれるコスパの良さ。
ラインナップ | 期間・金額(税抜き) | |
CAMERA RENT | 多い | 月契約 3,500- 12,500円 |
GooPass | とても多い | 月契約 5,800- 29,800円 |
APEX | 多くはない | 2泊3日 約6,000- 30,000円 |
Rentio | 多い | 3泊4日 約5,000- 40,000円 |
DMM | かなり少ない | 1泊2日 4,000- 5,000円 |
Rentry | 少ない | 2泊3日 約7,000- 25,000円 |
例えばこのレジェンドレンズを例にとってみましょう。このレンズの取扱いがないようじゃ困ります。ラインナップが豊富なのもレンタル店選びの重要な条件。
期間 | 費用(税別) | |
CAMERA RENT | 月契約 | 月額6500円 |
GooPass | 月契約 | 月額9800円 |
Rentio | 3泊4日 | 9000円(税込) |
ReRe | 取扱い無 | |
DMM | 取扱い無 | |
Rentry | 取扱い無 |
3泊4日で数千円というサービスよりも期限が決まってない分、すごい安心感があります。
と言うのも、期間を絞って借りるのは非常にリスクが高いんですよ。例えば雨が降って撮影に行けなかったとしてもレンタル代は返ってきません。
その点、今週ダメなら来週という融通が利きますし気に入らなければ即交換。もちろん使わない月は無料会員に戻ってしまえば費用はかかりません。僕も使いたい機材がある時だけ使っています…(汗
CAMERA RENTの欠点・デメリットとしては機材の在庫が少ないようで、若干早い者勝ち感があるところ。人気のあるものは数ヶ月レンタル中のままだったり。今後の拡充に期待ですね。
ちなみに僕はCAMERA RENTで目当ての機材がなかった場合、GooPassを使うことが多いです。どちらも月額タイプなので満足できるまで使えますよ。必ず使いたいカメラ・レンズの在庫情報を確認してから登録してみてください。
それでは比較していきましょう!!
スペック・特徴・おすすめポイント
SIGMA 40mm F1.4 DG HSM Art
特徴
- 発売 2019.3.8
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.4m
- 最大撮影倍率 0.15倍
- 質量 1200g
- フィルター径φ82mm
- 最大径 約φ87.8mm×131mm
その他特徴
- 防塵防滴
- 撥水防汚コーティング
- 超音波モーターHSM
- スーパーマルチレイヤーコート
- マニュアルオーバーライドMO
-
【SIGMA 40mm F1.4 Art レビュー】キレとボケを備えた超巨大な単焦点。圧巻の写りをぜひファインダーを覗いて確認して欲しい!
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ついにEマウント版が発売。Art F1.4シリーズの40mm…あぁ、なんて素晴らしい響きなんでしょう。重さと大きさが(体力的に)許されるならぜひ使いたい最高級の写りです。
普通に考えて1.2kgは重すぎますけどね。
こんな方におすすめ
- F1.4なら重さは気にしない
- 50mmより少しだけ広く撮りたい
- 範馬勇次郎とか街雄鳴造とか。
ZEISS Batis 2/40 CF
特徴
- 発売 2018.11.22
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.24m
- 最大撮影倍率 0.30倍
- 質量 361g
- フィルター径φ67mm
- 最大径 約φ91mm×約93mm
その他特徴
- T*コーティング
- AFリニアモーター
- 防塵・防滴に配慮した設計
- 有機ELディスプレイ
- クローズフォーカス機能
- フォーカスリミッタースイッチ
-
【Carl Zeiss Batis 2/40 F2 CF レビュー】カールツァイスでも弱点・不満はある。写るし寄れる素敵なレンズだけどね、という話。
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大好きなBatisシリーズの最新レンズ。40mmという標準レンズの中でも広角よりの画角でCF(クローズフォーカス)ということで最短撮影距離が短くなっているのでマクロ的な使い方もできるという素晴らしいレンズ。
これいいな…と思っていたら絞り羽根が最短撮影距離付近で勝手に絞られるという仕様らしく、接写してボケを生かそうとするとボケが角ばるというなんとも残念仕様。円形絞りってなんだよ…とか言いたくなるので注意が必要です。
2019.9.26追記
新ファームについて。開放絞り値での範囲の拡大と瞳AFの精度向上ですね。ただ、接写時のボケの角張は解消していません。最短撮影距離の0.24mではF2.8まで絞られるのでご注意を。
こんな方におすすめ
- 接写することもある
- 40mmの画角が好き
- Batisが好き
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Z
特徴
- 発売 2016.7.29
- 絞り羽根 11枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.45m
- 最大撮影倍率 0.15倍
- 質量 778g
- フィルター径φ72mm
- 最大径 約φ83.5mm×約108mm
その他特徴
- T*コーティング
- リングドライブSSM・インターナルフォーカス
- 防塵・防滴に配慮した設計
- フォーカスモードスイッチ
- 絞りリング(クリック切替スイッチ有)
-
【SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Z レビュー】ソニーの最高峰レンズの作例・評判・特徴を紹介!
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個人的にカタログで最もよく目にすると感じている超高性能レンズ。
開放時のコントラストの高さと、とろけるようなボケは必見。F1.4の明るさとほどよい解像度はポートレートで最も活躍するでしょう。でかくて重いけど。実際、ポートレートの作例が多いですが、絞るとキリリと締まり立体感を感じますし、11枚の絞り羽根は美しいですね。(ってか11枚って他に何本くらいあるんだろう…)クリック音の切り替えスイッチもあり、動画にも対応。
開放では程よく甘く、絞ればキッチリ。僕好みのレンズです。高いだけありますなぁ。でかくて重いけど。
こんな方におすすめ
- とにかく最高性能なのがいい
- とろけるようなボケが欲しい
- 大きさ・重さは気にしない
SAMYANG AF50mm F1.4 FE
仕様
- 発売日 2016.12.16
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.45m
- 最大撮影倍率 0.15倍
- 質量 585g
- フィルター径 67mm
- 最大径 約φ73.5mm×97.7mm
その他特徴
- ウルトラマルチコーティング(UMC)
サムヤン初のAFレンズ。初だけあってピント合わせの際には少々賑やかな音がする。そこそこ質感がいいだけに今後の進化に期待。開放時の描写は極上ってものではなさそうです。
これはそこそこ致命的で、F1.4が欲しくてこのレンズを選んだのに「絞らないと満足できない」では、もともとF1.8のレンズを買ったほうが幸せになれる…という葛藤を生み出します。この辺は人によって許容が違うはずですから作例をよく見て判断するしかなさそうです。AFは音量以外は問題なくスピードも高速。
SEL50F14ZやSEL55F1.8Zは買えないけど、SEL50F18は嫌だ。人と同じものを使うと気分が悪い、そんなあなたに。
こんな方におすすめ
- とにかく明るいレンズが必要
- 大きさ・重さは気にしない
- 他の人と同じものを使うと眩暈がする
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art
特徴
- 発売 2018.5.25
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.40m
- 最大撮影倍率 0.179倍
- 質量 910g
- フィルター径φ77mm
- 最大径 約φ85.4mm×約125.9.0mm
その他特徴
- スーパーマルチレイヤーコート
- フローティングインナーフォーカス ・超音波モーターHSM
こちらもEマウント版が発売。設計時期は少し前ですが、Artを世に知らしめたといっても過言ではありません。超高級単焦点に負けないArtレンズはこちらです。重いけどね。
こんな方におすすめ
- 解像感とボケを両立させたい
- 大きさ・重さは気にしない
- SIGMAなら買う
SONY FE 50mm F1.8 SEL50F18F
特徴
- 発売 2016.4.28
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.45m
- 最大撮影倍率 0.14倍
- 質量 186g
- フィルター径φ49mm
- 最大径 約68.6 x 59.5mm
その他特徴
- 小型軽量デザイン
-
【SONY FE 50mm F1.8 SEL50F18 レビュー】フルサイズの最初のレンズに最適なコスパの抜群の撒き餌レンズ!!作例・評判・特徴などレビュー!
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多くの人が手にするであろうSONYフルサイズミラーレスの撒き餌レンズ。
レンズの高いEマウント(フルサイズ)のシステムでは救世主となるかもしれない。…かと思いきや、描写は悪くないですがAFは遅く、ずいぶんと賑やかで結構に苦しい。昨年「静止画に置けるAFスピードの向上」というアップデートが実施され、気持ち早くなったかな?といったところ。
それでもこの大きさと描写と価格は相当に魅力です。まずはこのレンズからスタートしてもいいと思います。ある程度撮ってみて、不満が我慢できないようならステップアップするのもいいですね。
こんな方におすすめ
- とにかく単焦点が欲しい
- AFスピードや音は気にしない
- コスパのいい50mmが好き
SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z
特徴
- 発売 2013.12.20
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.5m
- 最大撮影倍率 0.14倍
- 質量 281g
- フィルター径φ49mm
- 最大径 約φ64.4mm×約70.5mm
その他特徴
- T*コーティング
- リニアモーター・インターナルフォーカス
- 防塵・防滴に配慮した設計
-
【SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z レビュー】スナップもポートレートもこなせるソニーの神レンズ。
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あちこちで大絶賛される名レンズ。
気になることといえば最短撮影距離が長いこと。この5cm寄れないってのが意外と大きかったりします。
だがしかし、多分Eマウント(フルサイズ)の単焦点で一番人気があるんじゃないかってくらい解像力は高く、お値段も他のレンズに比べればかなりお手頃でコストパフォーマンスが極めて高いです。
描写についてはボケがたまにうるさくなるかなーという感じ。そこまで気にする必要もなさそうです。だまって一度使ってみないとEマウント(フルサイズ)の良さがわからないとか…。そこまでいうか。これは…αオーナー必携のレンズかもしれません。
こんな方におすすめ
- みんな大絶賛のレンズがいい
- あまりに高いレンズは無理
- ZEISS大好き
SONY 50mm F2.8 Macro SEL50M28
特徴
- 発売 2016.9.24
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.16m
- 最大撮影倍率 1倍
- 質量 236g
- フィルター径φ72mm
- 最大径 約φ70.8mm×約71mm
その他特徴
- 等倍撮影
- AF DCモーター
- 防塵・防滴に配慮した設計
- フォーカスモードスイッチ
- フォーカスレンズリミッター
- フォーカスホールドボタン
無限遠〜等倍までAFが使えるのはすごいですね!ピント合わせに便利な機能も満載。フォーカスモードスイッチでAF⇄MFを、フォーカスレンジリミッターでピントの範囲を限定することでAFスピードをあげます。そしてフォーカスホールドボタン。押している間はピントが固定されるので、カメラを前後させることで絶妙なピント合わせをやり易くなります。
光学系は一新されてますけど、AFは結構遅め。動体の撮影は少々厳しいでしょう。時計などの小物や、ちょっとしたスナップには向いていそうです。
こんな方におすすめ
- 50mmマクロLOVE
- あまりに高いレンズは無理
- AFスピードは気にしない
おまけ SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM SAL50F14Z
特徴
- 発売 2013.7.26
- SONY Aマウント
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.45m
- 最大撮影倍率 0.14倍
- 質量 518g
- フィルター径φ72mm
- 最大径 約φ81mm×約71.5mm
その他特徴
- T*コーティング
- 超音波モーターSSM・リアフォーカス
- 防塵・防滴に配慮した設計
- フォーカスホールドボタン
- ADI調光対応
-
【SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM SAL50F14Z レビュー】Aマウントフラッグシップは素敵なオールドレンズ!?作例・評判・特徴など紹介!
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AマウントのPlanar。
Eマウント(フルサイズ)のPlanarと同じく、開放では柔らかく、絞ればきっちりな写り。ピント面の解像感とやわらかなボケ味…被写体の質感や温度まで伝わってきそうです。値段がかなり高いのがネックでしたが、少しこなれてきたかな?開放でフリンジが出やすい傾向がありますが、それも味と思ってもいいかも。レンズの質感も高く、所有感を満たしてくれそうですね…。うん、かっこいいレンズだ。
Aマウントのレンズはminoltaを受け継いでいますからとても高性能なものが多く、それでいて買いやすい値段のものも多いです。たまにとんでもない値段のものもありますけど。
こんな方におすすめ
- オールドレンズの描写が好き
- でもMFする気にはならない
- Aマウントを所有している
まとめ
どれもこれもいい値段します…後悔しないように選びましょうね!!
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