F値が小さくて持ち運びしやすいパンケーキレンズという素敵仕様な名レンズ。
ちょっと調べただけでもベタ褒めの記事が多いです。というか昔持ってました。売っぱらった経緯は後述。いろんな機材や知識が増えてきたので再確認の意味を込めて以前持っていた旧型を再び手に入れています。
改めて使ってみるとしみじみ思いますね、ほんといいレンズです。
マイクロフォーサーズの「もう迷わない!」はこちらから
Panasonic LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH. H-H020A
スペック・特徴
仕様
- 発売日 2013.7.11
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.2m
- 最大撮影倍率 0.13倍(35mm判換算 0.25倍相当)
- 質量 87g
- フィルター径 46mm
- 最大径 φ63 × 25.5mm
その他特徴
- パンケーキスタイル
評判(外部リンク)
デジカメinfo
- 絞り開放から高解像力のレンズ
- マイクロフォーサーズユーザー必携のレンズ
- マイクロフォーサーズ用のレンズの中で最も好きなレンズ
- 歪曲の補正によって周辺部の画質が損なわれている
- 絞り開放から素晴らしい解像力
- 光学性能は旧型と同等だが鏡筒の造りが改善されている
デジカメwatch
レンズテスト(英文)
- DXOMARK
- LensTip
- OpticalLimits(旧photozone) Highly Recommended
- ePHOTOzine
- IMAGING-RESOURCE
値段・評価
作例・レビュー
プラスな点・好きな所
このレンズの大きさからは考えられないくらいボケも解像力も良いですね。
中央から解像力は高く、隅も低いわけではないので使いやすい。F5.6あたりまで絞った時の描写はとても高いものがあります。また、最短撮影距離は20cm。結構寄ることができますので、色々な表現が可能だと思います。
こんな薄さでこれだけ撮れれば立派。
得意なシーン・使い道
とにかく小さく軽量で明るいレンズ。
お散歩しながら気軽に撮るのが一番なんじゃないかと。F値も小さいので風景からテーブルフォトまでなんでもこなせるんじゃないかな。
マイナスな点・嫌いな所
たまにボケがうるさくなることもあるかなーという感じ。
そして、どうやら歪曲の補正がこのレンズの肝らしく、RAWで撮った場合、画質を落とすことはありませんが歪曲が気になり、JPEGで撮った場合、RAWほどの画質は得られないようですが歪曲補正がかかる。悩ましいですね。
また、AF-C(コンティニュアスAF)には非対応。日頃よく使う方はご注意を。
それからフレア・ゴースト対策のコーティングは施されていないようです。フリンジもかなりでてますね。盛大に出るケースがありますので、太陽の位置などは気にしながら撮った方が良いでしょう。なお新型は若干フレア対策されており優れている模様。
苦手なシーン・弱点
逆光にさほど強くないので、太陽の向きはきちんと考えた方が良さそう。
また、AF-C非対応なので動体を追うような使い方はできませんし、AF速度もそんなに早くない。あとAF動作音が少々大きいので動画や静かな状況は気をつけた方がいいでしょう。
使い勝手・コスパ
値段がとても手頃なので最初の一本としてもオススメ。コスパはかなり高いと思います。
現行機種と旧型の差・違い
新型とは重量(旧型約100g→新型約87g)とデザインの差で、光学設計は基本的に変わっていないようです。フレア対策が新型はされているようです。
まとめ 一度は使って欲しい銘玉
いやぁ…ほんっといいレンズです。
小さいには小さいですがジージーうるさくて一眼なのにAFおっそいな、と。なんかもう途中から気になってしまって売ってしまいました。その頃は画質をきちんとチェックできるモニターも持ってなかったのも原因。勿体無いですねぇ…以前の俺。
F1.7と明るいレンズ。そして35mm判換算40mmという画角。標準レンズよりもほんの少し広角というのは思った以上に使いやすい。スマホに慣れている初心者から、レンズの知識が増えてきた中級者にもおすすめできるレンズです。
まぁ、この大きさでこの画質。何よりお値段がお手ごろ価格。細かいことは気にしなくたっていいレベルだと思いますよ。スマホっぽい使い方でスマホ以上の画質で撮れる、個人的には最もマイクロフォーサーズっぽいレンズだと思っています。PENやGMなどの小型のボディに装着して気楽な旅カメラに。ちょっと出かける時にも肩から下げて町並みを思うがままにスナップする。
気楽に持ち出せる良き相棒となってくれると思いますよ。
新着コメント