マイクロフォーサーズのズームレンズはOLYMPUS M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROを発売以来ずっと愛用しています。
が、3年ほど使っているとレンズのラインナップも変わってきています。少なくとも僕がPROレンズを買った時はLEICAのレンズ群はなかったわけで。
ズームの中でも一番使いやすい焦点距離をカバーしているので標準ズームと言われることもあります。ズームレンズキットに同梱されているレンズもだいたいこの標準ズームになりますのでたくさん種類がありますね。
というわけで
ポイント
- 広角側が12mm~14mm(35mm判換算24mm〜28mm)
- 望遠端が40mm~60mm(35mm判換80mm〜120mm)
- 標準ズーム
を改めて比較していきます!
結局Panasonic LEICA含むいろんなレンズ使いましたがPROレンズが一番でした。
娘が生まれる前からずっーと使ってきた相棒。大きさ・重さが許すなら一択です。多分これで撮った写真が一番多いんじゃないかな。手放して後悔したレンズNo 1。
2020.5.30に帰ってきました。おかえり。
次点でこちら。メカメカしくてカッコいいこちら。
レンズじゃないじゃーん!(笑)でも、こだわりは単焦点に任せてズームレンズはコンパクトって実はアリ。コンデジですがF1.7-F2.8の明るいレンズでセンサーサイズもマイクロフォーサーズとほぼ同等。
2代目なので性能も大幅に強化されてます。
我が家にやってきました。レビュー済み。かなり良いです。各ダイヤルがフィルムカメラのように配置されているので撮る楽しみがピカイチ。
2020.3.15追記
OLYMPUSから新しいF4通しの標準ズームのPROレンズが発表されました。が、僕は使う予定はありません。高感度に弱いマイクロフォーサーズのカメラを使って子供を撮るならF値はなるべく小さくしたいところ。ズームレンズなら12-40mm F2.8のPROか、コンデジのLX100II、もしくは利便性に振ったF4の12-100mm PROレンズを使いたいですね。
関連
新品・中古価格(評価)一覧
基本的にメーカー別に、焦点距離順(ズームの場合広角側焦点距離順)、F値が小さい順に並んでいます。画角が広い順、明るい順ってことです。
注意
当ページの価格・評価はAmazon価格が相場とずれている場合や、評価(記入2018.1.18)が更新されていることがあるので確認をお願いします。
OLYMPUS
Panasonic
Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S. H-HSA12035
評価 評価無し
Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. H-ES12060
評価
それから広角側の焦点距離が12mm(35判換算24mm)より小さい超広角レンズ、望遠側をもっと伸ばした高倍率(便利ズーム)は別記事で書いておりますので、せっかくだから超広角〜広角を一本にしたい、もしくは広角~望遠を一本でまかないたいという方はこちらをどうぞ。
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【2023年4月】マイクロフォーサーズの超広角レンズでもう迷わない!おすすめ単焦点・ズームレンズ・魚眼レンズで比較・違いをまとめました。星景撮影にベストなレンズはどれだ?(オリンパス・パナソニック・ラオワ・サムヤン・コーワ・コシナ)
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【2022年11月】広角〜望遠の高倍率ズーム・便利ズームでもう迷わない!マイクロフォーサーズでおすすめズームレンズはこれだ!(オリンパス・パナソニック・タムロン)
ボディとレンズのメーカー相性
「マイクロフォーサーズ」というマウント規格で統一されているので、このページのレンズは全てメーカー問わず「マイクロフォーサーズ」のボディに装着できます。つまり、
- パナソニックボディ + 他社レンズ
- オリンパスボディ + 他社レンズ
というのが可能なわけです。ボディとレンズ同メーカーで揃えなくてもいいの?という疑問、わきませんか?こちらで詳しく解説しています。
シビアな使い方するならメーカー揃えたほうがいいですが、ぶっちゃけそんなに気にしなくていいと思います。
少なくとも僕はOLYMPUS OM-D E-M5 IIを使っているときにパナソニックのレンズに不満はなかったし、Panasonic G9 PROの現在もオリンパスのレンズだから困る、とは感じてません。
メーカー違いは気にせず、気に入ったレンズを選んで大丈夫ですよ。
レンズ選びのポイント
数が多いですから、レンズを比較する前に
自分が必要な性能を先に考えておきましょう!
毎回同じこと言ってますが(笑)つまり…
- どれくらい広角・明るさが必要なのか
- 十分に寄れるか
- 携帯性は悪くないか・防塵防滴は必要か
ですね。広角側の1mmは結構違っていて、12mmと14mmは結構違います。明るさも様々ですから比較の対象になるでしょうし、大口径単焦点をすでに所有しているならズームは機動性に重点を置いて小型のパンケーキ系を候補に入れてもいいかもしれません。逆に小型軽量の単焦点がメインレンズなら、少し大きいけど倍率の高いズームレンズと組み合わせても良いかも。
僕の場合すでにOLYMPUS M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROを所有していますので、
困った時に持ち出せる便利なズームレンズ
を再検討したいと思います。
特徴・違い・おすすめポイント
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
特徴
- 発売日 2013.11.29
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.2m
- 最大撮影倍率 0.3倍(35mm判換算 0.6倍相当)
- 質量 382g
- フィルター径 φ62mm
- 最大径 約φ69.9 × 84mm
その他の特徴
- ZEROコーティング
- 防塵・防滴・耐低温
- MFクラッチ機構
- MSC機構・AFリニアモーター
- L-Fnボタン
- 深度合成モード対応レンズ
何が撮れるかわからない時、とりあえず持っていけば望遠以外は全てをこなしてくれます。
が、劇的な瞬間が撮れるかというとそうでもない気が…。良くも悪くもどんな時も90点。常に平均以上の写りは約束してくれますが、「今日の一番はこれ!」というのに選ばれることはない…かも?
…とまぁ貶してしまったけれども、多分標準ズームに求められるのはそういう常に平均以上の安定した描写。レンズの味とかは単焦点に任せばいいわけですし。
つまり困った時のスーパーヒーローでいることは間違いなく、カバンの中に必ず持っていく必携レンズなのです。それもそのはず、F2.8通しの標準ズームがわずか382g。防塵防滴に加え、マニュアルフォーカスクラッチ機構も備えた素敵仕様。
雨が降ろうが雪が降ろうが風呂場だろうが撮影可能。他のレンズじゃこうはいかないでしょう?最短撮影距離も0.2mで最大撮影倍率は0.3倍(35mm判換算 0.6倍相当)になるのでマクロ顔負けの性能です。
描写力もすこぶる良く、隅まできっちり映るので集合写真なんかはもっぱらこのレンズで撮ります。
うん、書いてて思いますね、どう考えても手放せないレンズです。
2018.7.18追記
約4年ほど使い倒し、ついに手放しました。
理由はPanasonic G9 PROに移り、LEICA 12-60mm F2.8-F4.0を購入したから。ただ、LEICAは60mm(35mm判換算120mm)まで使えるのは便利なのですがF2.8で撮影できるのは広角端のみで少し暗いんですよね…すこしズームしただけでF3.2とかなってますから状況によってはISO感度が結構上がってしまいます。
マイクロフォーサーズは高感度は苦手ですからやっぱり明るいレンズは正義。手放した割にはモヤモヤが残りまくってます。やっぱり手元に置いておけばよかった…。
お値段も手ごろになってきましたのでマイクロフォーサーズのボディを持っていて、大きさが問題にならないならぜひ購入を検討してください。きっと後悔はしないはず。僕は手放して後悔してます。
ちなみにこのPROレンズはOLYMPUS OM-D E-M5 IIと一緒にマイクロフォーサーズのベストな組み合わせとして知人に譲りましたがとても満足してもらってます。「カメラ欲しいんだけどオススメのセットは?」と聞かれたらコスパ・耐久性が高くてコンパクトでよく映るこの組み合わせを今でも一番にオススメ。
2018.7.20さらに追記
SONY α7 III持ってるのにフルサイズはオススメしないの?
→カメラ欲しいな!くらいの人にデカい・重い・高いと三重苦なフルサイズをすすめてくる人なんか信用ちゃあいけません。
フルサイズを使うには「覚悟はいいか?俺はできてる」くらいの確固たる意志が必要。「実はフルサイズ移行も検討している」という方にはこちらも読んでみてください。かなり難しい内容もかかれていますが、マイクロフォーサーズの良さを再認識できるかも。
-
フルサイズにマウント移行したら後悔する?APS-C・マイクロフォーサーズがフルサイズを超えるポイントや利点・欠点を紹介!
続きを見る
こんな方におすすめ
- F2.8の明るさが必要
- どんなときでもバッチリ撮りたい
- OLYMPUSを使うすべての人へ
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
仕様
- 発売日 2012.1.27
- 絞り羽根 5枚(円形絞り)
- 最短撮影距離
0.35m(通常撮影時)/ 0.2m(マクロモード時) - 最大撮影倍率 0.36倍(35mm判換算 0.72倍相当)
- 質量 212g
- フィルター径 φ52mm
- 最大径 約φ57 × 83mm
その他の特徴
- MSC機構・リニアモーター・インナーズーム
- 電動ズーム・手動ズーム切替
- マクロモード
- 防塵・防滴
OM-D E-M5 IIを買った時にキットレンズとして同梱されていた標準レンズ。
もちろん昔使っていました。マクロモードは焦点距離43mm(35mm判換算86mm)に固定される仕様なのでズームしながらマクロをしたいと思っていた人はご注意を。
描写はほどほどですが、35mm換算24mm~100mmと十分な倍率で防塵・防滴、電動ズーム(オリンパスで「EZ」がついていたら電動ズームです)に加え、インナーフォーカス、マクロモードと至れり尽くせりのスペック。
特にレンズの好みが決まっていない最初のうちはこれひとつで何から何まで撮れる、という値段の割にいろんな使い方ができる万能レンズ。特にオリンパスの防塵・防滴レンズは値段が高いものや重いものが多いので、値段もこなれて、そこそこ軽いこのレンズは「ガシガシ使える」というのが大きなポイントでしょう。
地味なポイントですが絞り羽根は5枚。コストカットが主な目的でしょうが、光芒好きにはたまらない素敵な仕様かも?
こんな方におすすめ
- レンズのことはよくわからない
- 特に撮りたいものもよくわからない
- いろんなことを試してみたい
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
仕様
- 発売日 2011.7.22
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離
0.25m(焦点距離14-19mm) / 0.3m(焦点距離20-42mm) - 最大撮影倍率 0.19倍(35mm判換算 0.38倍相当)
- 質量 113g
- フィルター径 φ52mm
- 最大径 約φ57 × 83mm
その他の特徴
- MSC機構
- 沈胴式ズーム
多くの方がボディと一緒に手にするであろうキットレンズ。
実は、初期型→旧型(II)→現行(II R)と進化を続けてきています。初期型→旧型(II)では光学系からデザイン、さらには2段階の沈胴構造までかなり多くの部分で一新され、旧型(II)→現行(II R)は光学部はそのままながら、細かいデザイン面での変更となっています。
そこそこ寄れて意外にいい描写をするし、その上軽い。が、沈胴式なのでロックレバーを解除してレンズを繰り出してから撮影するので撮影までに一手間かかります。
マイクロフォーサーズの携帯性を発揮でき、とってもお安い。望遠端のレンズの明るささえ気にならないのなら十分な戦力になりそうです。
こんな方におすすめ
- とにかく安くズームが欲しい
- 沈胴式でも気にならない
- ズームに明るさは求めない
OLUMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
マイクロフォーサーズの携帯性ならパンケーキズームでしょ!
さっきのレンズのポジションを一瞬でかっさらっていきましたね…。まぁこちらの方がお高いですし。このレンズもさきほどデメリットだった沈胴式ですが、電源ONと同時にミョーンと伸びますので手間いらず。さらに自動開閉式レンズキャップLC-37Cを装着すればあら不思議。かってにレンズキャップの開け閉めまでしてくれるので超高性能のコンデジのできあがりです。
はい、実はこのレンズ持ってました。PROレンズを買うときにほとんど同じ焦点距離なので手放してしまいましたが、ほとんど不満はなかったですよ。ちなみに絞り羽根は5枚。光条はどんな感じでしょうかね…?
こんな方におすすめ
- キャップの付け外しが面倒くさい
- なるべくコンパクトなレンズがいい
- ズームに明るさは求めない
Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S. H-HSA12035
特徴
- 発売日 2017.3.10
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.25m
- 最大撮影倍率 0.17倍(35mm判換算 0.34倍相当)
- 質量 305g
- フィルター径 φ58mm
- 最大径 約φ67.6 × 73.8mm
その他の特徴
- インナーフォーカス
- Dual I.S.2対応
- 手ぶれ補正POWER O.I.Sスイッチ搭載
- 防塵・防滴・耐低温
- ナノサーフェスコーティング
- 手ぶれ補正 POWER O.I.S
- 240fps駆動の高速・高精度AF
オリンパスに比べると望遠端が少し短いPanasonicのF2.8標準ズーム。
あちらと比べると、「寄れない」「望遠端が短い」と短所が目立ちがちですが、Dual.S 2に対応しているのでボディによっては強力な手ぶれ補正がかかります。そして特質すべきはこの大きさ・重さ。305gしかない…軽い!
Panasonicボディで軽くて描写力が高いレンズ、といったらこのレンズ。ただ…PROから乗り換えるほどの魅力はないのも事実。PROレンズほどカリカリの描写ではないので、ポートレートとか多いのならPANASONICは選ぶ理由があります。が、同じ方向の後述のLEICAの方が気になる…。
ちなみに旧型と光学系は一緒のようです。手ぶれ補正とデザインの違いだけのようですのでオリンパスボディを使っている方でこのレンズに興味があるのなら旧型で問題ないはずです。
こんな方におすすめ
- パナソニックボディを使っている
- あまりカリカリな描写は好きじゃない
- 性能も大事だが軽いレンズがいい
Panasonic LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. H-FS12032
特徴
- 発売日 2013.11.21
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.2m(~20mm) / 0.3m(21 ~mm)
- 最大撮影倍率 0.13倍(35mm判換算 0.26倍相当)
- 質量 70g
- フィルター径 φ37mm
- 最大径 約φ55.5 × 24mm
その他の特徴
- インナーフォーカス
- 手ぶれ補正 MEGA O.I.S
- Dual I.S.対応
- 240fps駆動の高速・高精度AF
- 沈胴式ズーム
もともとLumix DMC-GM1用に開発されたレンズだけあってめちゃめちゃ軽く、描写も十分な性能です。
このレンズのポイントは広角が12mmスタートのパンケーキズームであること。OLYMPUSのパンケーキズームは14mmスタートですから35mm換算28mm。こちらは35mm換算24mm。風景は言わずもがな、部屋を広くみせることができたり、遠近感の強調もできますし。使えばわかります、かなり違います。が、あちらは望遠側に余裕がありますからそこら辺は好みでしょうね。ついでに言うと、こっちは沈胴式は手動になります。12mmが必要ならこちら。必要でないならオリンパスかなぁ。ちなみにMEGA O.I.Sとは旧型の手ぶれ補正。
こんな人におすすめ
軽量なパンケーキレンズが好き
12mmの画角が欲しいこともある
望遠側はそんなに要らない
Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. H-ES12060
特徴
- 発売日 2017.2.23
- 絞り羽根 9枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.2m(広角端)/0.24m(望遠端)
- 最大撮影倍率 0.3倍(35mm判換算 0.6倍相当)
- 質量 320g
- フィルター径 φ62mm
- 最大径 約φ68.4 × 86mm
その他の特徴
- リニアモーター・インナーフォーカス
- Dual I.S.2対応
- 手ぶれ補正POWER O.I.Sスイッチ
- AF/MF切替スイッチ
- 防塵・防滴・耐低温
- ナノサーフェスコーティング
- 240fps駆動の高速・高精度AF
王者LEICAのズームレンズ。
LEICAのレンズは解像力はきっちり出しながら、レンズの味といったものを残している感じが全体的にありますが、このレンズも然り。オリンパスのレンズは開放からきっちりカリカリの描写をするものが多いですが、LEICAの方は開放ではいい意味で甘く、絞ればがっつり解像力が上がってくる感じ。ここら辺は本当に好みが分かれるところなんじゃないかと思います。
それにしても35mm判換算24-120mmのレンズで最大撮影倍率が0.3倍(35mm判換算 0.6倍相当)ってすごいですよね。PROレンズもそうですが隠れMACROって呼びたい気分です。防塵防滴・コーティング・手ぶれ補正などの機能もしっかりあり、隙のないつくりですね。F4と暗くはなったものの望遠端がかなり広いので便利です。
2018.8.14追記
PROレンズのところにも書きましたがボディと同時に購入し、パナユーザーになりました。記事は作成中。
ほぼ付けっ放しで運用できるかなり完成されたズームレンズです。望遠端120mmまであれば大体のことは対応できますし、描写もいうことはありません。PROレンズに比べるとやはりF値が変動するのはマイナスポイント。F2.8で使えるのは広角端だけです。明るさが大事なマイクロフォーサーズなので、E-M1 IIやG9 PRO、GH5Sなどの最新の高感度に強いボディと合わせると弱点をカバーできると思います。
…ってかG9 PRO値段下がってきたなぁ、こんなにいいカメラなのに。AFの速さ・正確さ、6Kフォトや顔認識・人体認識など高レベルで実現した素晴らしいボディです。家族の撮影にはもってこい。ぜひ実機を触ってみてください。
こんな方におすすめ
- 標準ズームだと少し望遠側が足りない
- 必要な画角がコロコロ変わる
- LEICAが好き
Panasonic LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
特徴
- 発売日 2016.4.28
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.2m(広角端)/0.25m(望遠端)
- 最大撮影倍率 0.27倍(35mm判換算 0.54倍相当)
- 質量 210g
- フィルター径 φ58mm
- 最大径 約φ66mm×71mm
その他の特徴
- インナーフォーカス
- Dual I.S.2対応
- 手ぶれ補正POWER O.I.S
- 防塵・防滴
- 240fps駆動の高速・高精度AF
防塵防滴な上に最短撮影距離が広角端で25cm望遠側でも25cm!
35mm判換算120mmで25cmというとかなり近づく事が出来て、35mm判換算で0.54倍とハーフマクロな撮影が可能です。これ一本で風景・望遠・マクロ撮影まで厳しい環境でもきっちりこなせそうですね。スペック的にLEICAと違うのはF値、ナノサーフェスコーティングと最大撮影倍率あたりでしょうか。でもこちらは100gも軽い!
対抗馬はOLYMPUSの12-50mmあたりでしょう。マクロモードも無ければ、電動ズームもありませんし、あちらよりも値段は若干お高いです。が、解像度も高いし、望遠端のF値が小さくズーム域も広く60mmまであります。
こんな方におすすめ
- 標準ズームだと少し望遠側が足りない
- 必要な画角がコロコロ変わる
- F値よりも軽さが大事
Panasonic LUMIX G VARIO 14-42mm / F3.5-5.6 II ASPH. / MEGA O.I.S. H-FS1442A
特徴
- 発売日 2015.6.25
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.2m(広角端)/0.3m(望遠端)
- 最大撮影倍率 0.17倍(35mm判換算 0.34倍相当)
- 質量 110g
- フィルター径 φ46mm
- 最大径 約φ56.0 ×49.0mm
その他の特徴
- インナーフォーカス
- Dual I.S.対応
- 手ぶれ補正MEGA O.I.S
小型・軽量の標準ズーム。旧型の手ぶれ補正とはいえ装備しているので大きな弱点はありません。
初代から比べると、全長は11mmも短くなり、重さも55g軽量化され質感もかなり良くなってます。ズームによる重心の変化がほとんどないので、軽いボディを使っている方にはその恩恵がありがたいはず。手ぶれ補正用のボタンはないので、ボディから設定しなければなりません、要注意。
こんな方におすすめ
- とりあえず標準ズームが必要
- パナソニックボディを使用中
- 単焦点はあるので軽量なズームが欲しい
Panasonic LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. H-PS14042
特徴
- 発売日 2011.10.13
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.2m(広角端)/0.3m(望遠端)
- 最大撮影倍率 0.17倍(35mm判換算 0.34倍相当)
- 質量 95g
- フィルター径 φ37mm
- 最大径 約φ61.0 × 26.8mm(沈胴レンズ収納時)
その他の特徴
- 手ぶれ補正POWER O.I.S.
- ナノサーフェスコーティング
- 沈胴式
- 電動ズーム
この大きさ・重さながら手ぶれ補正POWER O.I.S・ナノサーフェスコーティングを採用した素敵仕様。「X」がついているので上位機種です。電動沈胴機構なので、電源ONですぐに使用できるのは大きなポイント。望遠端では多少甘くなるとはいえ、そんなこと気にならないくらい魅力が詰まったパンケーキレンズ。ちなみに「PZ」がついているので電動ズームです。動画撮影ではスムーズなズーミングができそうですね。ちなみにレバーで操作をするのでマニュアルフォーカスでピント合わせをしようと思ったらピント合わせ・ズームもレバー操作なので慣れが必要かも。
こんな方におすすめ
- 動画用に電動ズームが必要
- パナソニックボディを使用中
- 小型な軽量なズームが欲しい
Panasonic LUMIX G VARIO 14-45mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. H-FS014045
特徴
- 発売日 2009.4.24
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.3m
- 最大撮影倍率 0.17倍(35mm判換算 0.34倍相当)
- 質量 195g
- フィルター径 φ52mm
- 最大径 約φ60 × 60mm
その他の特徴
- ナノサーフェスコーティング
- 手ぶれ補正POWER O.I.Sスイッチ搭載
2008年のマイクロフォーサーズ初のデジタルカメラLumix G1のキットレンズ。
新型に比べるとやや大きく重いレンズ。今からみると造りの古さはぬぐえませんがマウントが金属だったり、しっかりした設計のようです。手ぶれ補正のON/OFFもレンズのスイッチで可能なのは地味に便利だったり。レビューは高評価ですが、けっこう前に書かれたものが多いので気を付けてくださいね。
こんな方におすすめ
- コスパが高いレンズがいい
- パナソニックボディを使用中
- 描写力の高いズームが欲しい
まとめ
ぼかそうと思えばマイクロフォーサーズもこれくらいボケるわけです。ほんといいレンズがそろっています。
比較してみても「子供撮影」がメインとなると…やっぱり「防塵防滴・F2.8の明るさ・かなり寄れる」三拍子揃ったOLYMPUS M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROが優勢かなぁ。
おまけ LUMIX DMC-LX100M2
特徴
- 発売 2018.10.18
- 絞り羽根 9枚 (円形絞り)
- 最短撮影距離
W端 3cm / T端 30cm - 質量 392g
- フィルター径 43mm
- 外形寸法 115.0mm x 66.2mm x 64.2mm
その他特徴
- LEICA DC VARIO-SUMMILUX 10.9-34mm F1.7-F2.8
- ステップズーム
- レンズシフト式(光学式)手ぶれ補正
- タッチパネル搭載モニター
- USB充電
- 空間認識AF(DFD)
など…詳しくは公式ページをご確認ください。
-
【Panasonic LX100M2 レビュー】子供が撮れる最高峰のポケットに入るコンデジ!手軽で操作も楽しく画質も素晴らしい超高性能をお試しあれ!
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おい、最後にコンデジかよ、なんて言わないでください。
このLX100M2もマイクロフォーサーズセンサーを積んでいるので今回の比較の対象になりえるはずなんです。有効画素数を1700万/総画素数2177万画素、DFDに4Kフォトやフォーカスセレクト・合成までこなせて400gをきる重量はかなり魅力的。
そしてこのメカメカしいフォルム。フィルムカメラが好きな方なんかにはウケがかなりいいはず。少なくとも僕はよだれがでます。
旧型はスペックに機能に満足できなかったので買いませんでしたが、そのあと一歩!と思っていたところをかなり仕上げてきた感じですよね。しっかり中身をかなり進化させた印象。旧型はフォーカス合成とかできませんでしたから。
レンズは引き続きLEICA DC VARIO-SUMMILUXの標準ズーム10.9-34mm。35mm判換算24-75mmなのでほんの少しマイクロフォーサーズよりセンサーサイズを小さく使っているみたいです。
現在G9で使用中のLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0に比べると一段(以上)明るいのは大きいと思うんですよ。あとは高感度耐性がどれほどか…期待大。
ちょっとした撮影ってやっぱりコンデジ楽なんですよね!よっこいしょ、とカバンからG9を出さずに済みます。LX100IIならスッと取り出せることでしょう。この大きさならずっと首にかけてても大丈夫だし。G9 PROには単焦点を付けっ放しにして、標準域やちょっとした撮影はこいつに任せちゃおうかな…なんて思っているとこだったりします。だって軽くて小さくて画質がいいんだもん。
LX100IIとG9PROの二刀流ならどこでもなんでも撮れるんじゃないかなぁ?
こんな方におすすめ
- よく使うカメラは軽い方がいい
- コンデジでも性能は妥協したくない
- 標準ズームと単焦点をスマートに使い分けたい
2020.5.30追記
マジでいいっすよ。このコンデジ。通勤用のボディバックに入る高性能は楽しすぎる。
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