外出して海とか山に行くと、こう…広大な自然を余すところなく表現したくなりますよね!
そして星空。一眼を持っているなら一度くらい自慢できる星景写真を撮ってみたいもんです。
こういときは…超広角レンズが必要。広角レンズではありません。超広角レンズ。
ポイント
- フルサイズ(35mm判)換算24mm未満
- マイクロフォーサーズ12mm未満
- 単焦点・ズーム・魚眼レンズ
を今回比較しました。
ちなみにOLYMPUS M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROよりも広い画角に興味があるので、ジャスト12mmの単焦点は広角単焦点のページで紹介しています。
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【マイクロフォーサーズ 広角単焦点】もう迷わない!2022年8月スナップ・風景撮影向きおすすめレンズの違いを徹底比較!(オリンパス・パナソニック・シグマ)
続きを見る
2020.4.13追記
初めて超広角に挑戦するとか超広角をつかってみたいという感じであれば、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6が写りと価格のバランスが良く、軽量なのでオススメです。広角端が広すぎない、望遠端も18mmまでというのも良いポイントだったりします。
2021.7.1追記
オリンパスより新しい超広角レンズが発売されました。16mmから50mmまでカバーする高倍率っぷり。標準域まで使える超広角レンズといえます。写りは安心のプロレンズで動画にも強く、12-100mm F4 PROの広角バージョンと考えてもいいでしょう。レンズ交換をなるべく減らしたいならこれ一択かも?
関連
超広角レンズの価格・評価一覧
基本的にメーカー別、焦点距離順(ズームの場合広角側焦点距離順)、F値が小さい順に並んでいます。画角が広い順、明るい順ってことです。
あ、ご覧の通り今回はMF・AFもどちらでもいいんじゃないかと。
ピントのシビアな広角マクロをするなら別ですが、ある程度絞ってのパンフォーカスが狙いですのでマニュアルフォーカスでも何とかなるだろうと思ってます。
注意
当ページの価格・評価はAmazon価格が相場とずれている場合(特に生産終了品)や、評価(記入2017.10.16)が更新されていることがあるので必ず確認をお願いします。
超広角ズームレンズ
超広角魚眼レンズ
超広角単焦点レンズ
超広角レンズ おすすめランキング
第1位 Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH. H-E08018
外観
こんな方におすすめ
- 広角と超広角を一本にしたい
- 標準ズームを使わない
- フィルターを使いたい
ポイント
第1位は写り、所有感など、すべてにおいて高評価なLEICAの超広角ズームレンズ。
広いズーム範囲で超広角~広角の大部分の範囲をカバーしているので12-40mmや12-60mmなどの標準ズームを使わなくなるかもしれません。標準~中望遠単焦点や望遠レンズをがメインレンズなら特に相性が良いはずです。
防塵・防滴・ 耐低温、コーティングの安心装備に加え、フィルターまで装着可能。これで写りも単焦点並みの高画質ときたもんだ。8mm(35mm判観山16mm)の画角で十分なら最高のレンズです。
なお、CAMERA RENTではシルバープランにて月6500円で無期限レンタルが可能です。まだ新しいサービスなので若干機材の在庫が少ないようで少々早い者勝ち感があるのが残念。在庫があればラッキーです。気になる方はぜひ利用してみてください。
第2位 Venus Optics LAOWA 7.5mm F2 MFT
外観
こんな方におすすめ
- とにかく軽い超広角がいい
- 標準ズームもよく使う
- とにかく寄りたい
ポイント
第2位は超小型・超軽量の超広角単焦点レンズLAOWAです。
超広角レンズって常に使うわけでもないけど持ってなきゃ撮れない写真があるのも事実。かといって重いレンズを持ち歩きたくない…。そんなワガママを叶えてくれます。このレンズならカメラバックに入れっぱなしでも苦にならないでしょう。
そしてフィルターも装着できるし、実はレンズの目の前までピントが合うので超広角マクロも挑戦できます。マニュアルフォーカスでも問題ないなら是非使って欲しいですね。
そうそう、25g(170g→145g)軽い赤リングの軽量版がAmazonで購入できます。僕が買った時は無かったぞ…。ドローン等に載せる予定がある方は軽量版がいいかも。
第3位 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
外観
こんな方におすすめ
- とにかく広い画角が欲しい
- 星景・星空を撮りたい
- 人と違う写真にしたい
ポイント
第3位はまさかの魚眼レンズOLYMPUSのPROレンズです。
焦点距離8mm(35mm判換算16mm)でF1.8の明るさ。おそらくマイクロフォーサーズで星景撮影のベストレンズはこのレンズです。星空は言わずもがな、夜景・夜の建物などを撮っても面白いはず。意外と面白いポートレートも撮れたりするので、一味違う写真を撮れますよ。
意外と知られてないんですが、ある条件で約5.5mm(35mm判換算11mm)の超超広角レンズとして機能します。
その条件とは…フィッシュアイ補正機能が搭載されている「E-M1 Mark II・Mark III」「E-M1X」「E-M5 MarkIII」のどれかを使い、制限を受けいれること。公式ページで詳しく説明されているのでぜひ読んでみてください。
使いこなせれば一本のレンズで多彩な表現ができる魔法のレンズになりますよ。
超広角レンズの選び方
ボディとの相性
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マイクロフォーサーズのカメラボディ・レンズの互換性・相性・制限について!ボディとレンズのメーカー(OLYMPUS・Panasonic・SIGMA・TAMRON)が違うとどうなる?
続きを見る
このページのレンズは全てメーカー問わずマイクロフォーサーズのボディに装着できます。つまり、
- パナソニックボディ + 他社レンズ
- オリンパスボディ + 他社レンズ
というのが可能なわけですが、ボディとレンズ同メーカーで揃えなくてもいいの?という疑問、わきません?
まぁ、僕はOLYMPUS OM-D E-M5 IIを使っているときにパナソニックのレンズに不満はなかったしPanasonic G9 PROの現在もオリンパスのレンズだから困るとは感じてません。気に入ったレンズを選んで大丈夫です。
ぶっちゃけそんなに気にしなくていいと思いますが、詳しくはこちらの記事で書いています。シビアな使い方を想定されている方、気になる方はどうぞ。
なお、フォーサーズレンズの使用時にはアダプターが必須です。
アダプター使用時の注意点や、アダプターの選び方をご紹介していますので、過去の高性能レンズに思いを馳せてる方はこちらの記事をどうぞ。
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純正フォーサーズアダプターの使用時の注意点や手元にあるMMF-1とMMF-3を比べてみた
続きを見る
使用状況・用途
一般的に広角側の1mmは違いが結構大きくて7mm(35mm判換算14mm)と8mm(35mm判換算16mm)はかなり違います。
後で「もうちょっと広ければ…」と思いそうならなるべく広く選んでいたほうが無難かも。もしくは、少し安めのズームレンズをまず買って自分の必要な画角を知っておくのもいいかもしれません。
ただ、超広角レンズを使う時はある程度撮りたい写真が決まっているはずです。その写真を撮るために必要な性能をきちんと考えておきましょう。具体的には
ポイント
- 必要な画角・明るさ
- 単焦点かズームか
- AFかMFか
- 十分に寄れるか
- 携帯性は悪くないか
- 防塵防滴は必要か
あたりですね。
例えば星景を撮りたいなら多くの場合十分広く撮れて明るいレンズであれば、AF・MFも重さも問わない場合が多いです。
三脚を使うので機材の重さは重要ではない上ピントは星なので常に無限遠。AFは必須ではないです。さらにシャッタースピードとISO感度、隅の描写の兼ね合いこそありますが星の軌跡を撮らないのであればこういった明るいレンズの方が有利なのは間違いありません。
こういった風に、自分の撮りたい状況を意識してレンズを選びましょう。
使い勝手でいうと、マニュアルレンズには電気接点がありませんのでExif情報(シャッタースピードやF値)が残らないことや、手振れ補正をレンズ交換のたびマニュアルで設定しなければいけないってのがちょっと辛いですかね。
2017.10.20追記
PEN-FやOM-D E-M1 Mark2をお持ちのかたはマニュアルレンズの情報をボディに登録できるので非常に便利ですね。うらやましい…。
ちなみに僕の場合、メインレンズにはなり得ないので携帯性重視で十分広角であるレンズを重視するようにしています。
では各々のレンズの特徴を見ていきましょう。
各レンズのスペック・特徴
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
仕様
- 発売日 2015.6.26
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.2m
- 最大撮影倍率 0.12倍(35mm判換算0.24倍相当)
- 質量 534g
- フィルター装着不可
- 最大径 φ78.9x105.8mm
その他特徴
- 防塵・防滴・耐低温
- ZEROコーティング
- マニュアルフォーカスクラッチ機構
- MSC機構
- L-Fnボタン設置
オリンパス大三元PROシリーズはハズレなしですよ、ホント。
重量級のレンズながら抜群の描写力。コーティングでフレア・ゴースト対策、最短撮影距離も0.2m、さらには防塵防滴の堅牢性に加え、L-Fnボタン・MFクラッチまで備えてかつF2.8通しズーム、という全部入りのモンスターレンズ。強いて欠点を言えばフィルターがつかないことですが超広角ではよくあること。つまり値段と重量くらいしか弱点が見当たらない。
公式特別ページの星空・風景作例がなかなかカッコいいです。F2.8の明るさで防塵防滴、そしてこの取り回しの良さですから過酷な撮影の中でも安心できる相棒と言っていいレンズですね。
こんな方におすすめ
- ズーム全域で明るいレンズが必須
- PROレンズが好き
- レンズ選びは終わりにしたい
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0(フォーサーズ)
仕様
- 発売日 2005年春
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.25m
- 最大撮影倍率 0.11倍(35mm判換算0.22倍相当)
- 質量 780g
- フィルター装着不可
- 最大径 φ86.5x119.5mm
※フォーサーズマウントですのでアダプターが必要です。
その他特徴
- 防塵防滴機構
- フローティング・インナーフォーカス
フォーサーズ時代の最高級レンズSHGレンズの一角を担う化け物レンズ。
780gの重量とその大きさはフルサイズ対応のレンズかと思ってしまいますね。この大口径のレンズは歪みを完璧に補正するようです。いやぁ…デカい。でかい=すごい描写だと思ってる人間なので気になるなぁ。残念ながらハイスピードイメージャーAFには非対応。AFスピードが大事なら像面位相差AFが使えるE-M1系が必須です。
こんな方におすすめ
- かつての最高級が気になる
- フォーサーズボディを持っている
- E-M1、E-M1 IIを持っている
Panasonic LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH. H-F007014
仕様
- 発売日 2009.4.24
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.25m
- 最大撮影倍率 0.08倍(35mm判換算0.15倍相当)
- 質量 300g
- フィルター装着不可
- 最大径 φ70× 83.1mm
その他特徴
- 特に無し
F4通しズームとF値を抑えてある分小型・軽量化されています。
LEICAやPROレンズの廉価版と思われがちですが、描写はF4以降の絞り値で撮影するならそこまで差がつかないようです。近接撮影のボケや星景での明るさが必要な撮影をしないのなら、つまり多少暗くてもいいのなら十分選択肢になりますね。最大撮影倍率は競合レンズに比べるとちょっと小さいのでやはり接写とかは向かないかな?重量は300gなので十分軽量な部類でしょう。
こんな方におすすめ
- 絞って撮影することが多い
- ズーム全域でF値が変わらないレンズがいい
- なるべく軽い方がいい
Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH. H-E08018
仕様
- 発売日 2017.5.25
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.23m
- 最大撮影倍率 0.12倍(35mm判換算0.24倍相当)
- 質量 315g
- フィルター径 67mm
- 最大径 φ63 × 54.5mm
その他特徴
- 防塵・防滴・耐低温
- 高速・高精度撮影
- ナノサーフェスコーティング
- インナーフォーカス
- AF/MF切り替えスイッチ
- フードロック機能
LEICA印の超広角ズームは外観は申し分無しの金属外装っぽいこの高級感。
重量は315gなので以外に軽量。防塵・防滴に耐低温性能(-10℃)対応、要望の多かった超広角へのフィルター装着も可能と、至れりつくせりの内容。こってりとした色ノリは個人的に大好きです。さらに、F4.0まで暗くなりますが望遠端が18mm(換算36mm)まであるので、普通に広角レンズとしても使えるのは大きなポイント。単焦点よりも解像力があるんじゃないか、って意見もちらほら。さすがLEICA。大好きです、LEICA。
こんな方におすすめ
- 広角と超広角を一本にしたい
- なるべく明るいレンズがいい
- LEICAが好き
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
仕様
- 発売日 2021.6.25
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.23m
- 最大撮影倍率 0.07倍(WIDE)/ 0.21倍(TELE)(35mm判換算0.14倍 / 0.42倍相当)
- 質量 411g
- フィルター径 72mm
- 最大径 φ77x88.5mm
その他特徴
- 沈胴機構
- 防塵・防滴・耐低温
- ZEROコーティング
- マニュアルフォーカスクラッチ機構
- L-Fnボタン設置
F4通しで、超広角域8mm(35mm判換算16mm)から望遠端25mm(35mm判換算50mm)まで使えるモンスターレンズ。もちろん写りはPROレンズに恥じない高性能。
超広角でありながら標準域(50mm)までズームできるレンズは数が少なく、「超広角レンズ」というよりは超広角にもなる標準レンズといった趣です。12-100mm F4もそうですが、こういった唯一無二のレンズが数多くあるのがマイクロフォーサーズの魅力ですね。
とはいえマイクロフォーサーズの高感度耐性を考えるとF4は暗い部類。なるべく新しいセンサーを積んだボディと一緒に使うと対応できる状況が一気に増え、満足いく写真が増えますよ。
こんな方におすすめ
- レンズ交換をなるべく減らしたい
- F2.8は必要ない
- PROレンズが好き
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
特徴
- 発売日 2010.4.23
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.25m
- 最大撮影倍率 0.1倍(35mm判換算0.2倍相当)
- 質量 155g
- フィルター径 52mm
- 最大径 φ56.5 x 49.5mm
その他特徴
- 沈胴式(ロック解除スイッチ有)
- MSC機構
沈胴式のため撮影前に一手間必要ですが、小型・超軽量の155g!
僕の使い方の場合超広角レンズはメインレンズにはどうしてもなり得ないため、複数レンズを持ち運ぶのは必須。ならば小さいに越したことはないわけでこの機動性の高さはとっても魅力的。というか、テレ側18mm(35mm判換算36mm)までかなり広くカバーしているので、もしかしたら一本でもそんなに困ることはないかもしれない。星を撮るわけでもなく、パンフォーカス狙いなら明るさもそんなに必要ない。となると、ワイド端が9mm(換算18mm)で満足できるならこのレンズはかなりいいかも。
こんな方におすすめ
- 超広角と広角を一本にまとめたい
- とにかくコンパクトなレンズがいい
- 絞るので明るさは必要ない
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6(フォーサーズ)
仕様
- 発売日 2008.10.25
- 絞り羽根 7枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.25m
- 最大撮影倍率 0.12倍(35mm判換算0.24倍相当)
- 質量 275g
- フィルター径 72mm
- 最大径 φ79.5x73 mm
※フォーサーズマウントですのでアダプターが必要です。
その他特徴
- ハイスピードイメージャAF対応
フォーサーズ時代のお手頃広角レンズ。
M.ZUIKO 9-18が出るまで、このレンズをアダプターを介して使うしか広角レンズの選択肢はありませんでした。が、今使う理由はありますかね…?価格がお手頃なのを生かしてガシガシ使うのも面白いかも。重量は280gなので以外に軽いのは大きなポイントですね。なお、ハイスピードイメージャAFに対応していますので、マウントアダプター使用時でもそこそこのスピードのAFが期待できます。
こんな方におすすめ
- とりあえず超広角が欲しい
- マウントアダプターをすでに所有している
- どこでもためらいなく使いたい
Venus Optics LAOWA 7.5mm F2 MFT
仕様
- 発売日 2017.6月上旬
- 絞り羽根 7枚
- 最短撮影距離 0.12m
- 最大撮影倍率 0.11倍(35mm判換算0.22倍相当)
- 質量 170g
- フィルター径 46mm
- 最大径 φ50 x 55 mm
その他特徴
- マニュアルフォーカス
- 絞りリング
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【LAOWA 7.5mm F2 MFT レビュー】超小型・軽量ながらバッチリな描写で超広角デビューにおすすめ!マイクロフォーサーズ用の作例・評判・特徴など!
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超小型の超軽量170g!そしてF2.0で明るい!
これは超広角が身近になるサイズですね。どこへ行くにも持っていけそうです。マニュアルフォーカスで最短撮影距離は0.12m、今回紹介のレンズで最も寄れるレンズです。フードのすぐ前までピントが合いそうです。
46mmのフィルター装着可なので各種フィルターも揃えやすいのはナイスなポイント。しかも中心画質は驚くほどいいみたいです。
ポケットに収まる超広角って使うとわかる便利さ。メインレンズってほど使うわけではないけど無いと困る機会が多いんですよね。ずっとつけてるわけにはいかないけど、必要な時にはさっと取り出せる。いいレンズです。
こんな方におすすめ
- とにかく荷物は軽くしたい
- 明るいレンズが必要
- マニュアルフォーカスでも問題ない
Kowa PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT
仕様
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- 発売日 2014.9.20
- 絞り羽根 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.2m
- 最大撮影倍率 0.08倍(35mm判換算0.16倍相当)
- 質量 440g
- フィルター径 φ86mm(フード取付)
- 最大径 φ70× 83.1mm
その他特徴
- マニュアルフォーカス
広角レンズでネックになりやすいディストーション(直線が歪んでしまう現象)を限りなく少なくした単焦点。
建物を撮る場合には結構重要。それをマニュアルで電気接点もないので、レンズだけで補正をしているのは見事。最短撮影距離は0.2m。マニュアルフォーカスだけあって優秀です。重量440gはそこそこ重め。フィルターもつけられないことはないけど、フードは86mm。レンズ先端は67mm。どちらも結構苦しいみたい。
こんな方におすすめ
- なるべくデジタル補正に頼りたくない
- マニュアルフォーカスでも問題ない
- 建物などの直線はまっすぐ写したい
LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH. H-X09
仕様
- 発売日 2022.6.23
- 絞り羽根 7枚(円形虹彩絞り)
- 最短撮影距離 0.095m
- 最大撮影倍率 0.25倍(35mm判換算0.5倍相当)
- 質量 130g
- フィルター径 55mm
- 最大径 φ60.8× 52.0mm
その他特徴
- インナーフォーカス
- 防塵防滴・耐低温
- 240fps AF制御
久しぶりに超広角単焦点のラインナップが更新されましたね。このレンズの注目ポイントはズバリ最短撮影距離 / 最大撮影倍率。5cmちょいのレンズで最短9.5cm、マイクロフォサーズマウントのフランジバック約2cmとするとということはレンズ先2-3cmのところまで寄ることができます。そしてそれをAFできるって凄いことです。
さらにF1.7の大口径レンズですから、うまく使えば見たこともない写真を撮ることが出来るかもしれません。
こんな方におすすめ
- 18mmぐらいが好き
- 広角マクロに興味がある
- 明るさこそ正義
SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CS
仕様
- 発売日 2014.12.12
- 絞り羽根 6枚(円形絞り)
- 最短撮影距離 0.24m
- 質量 620g
- フィルター装着不可
- 最大径 φ130.9×Φ87 mm
その他特徴
- マニュアルフォーカス
- ナノコーティングシステム(NCS)
もともとaps-c 用のレンズ。
絞り羽根は6枚羽根。12本の光芒もなかなか好きです。重さは620gと相当重く、最短撮影距離は0.24m。マニュアルフォーカスの割にはマイクロフォーサーズ専用ではないためか、際立った性能とは言いづらいですね。歪曲は結構気になり、人物を写すと苦しい感じ。そして、サムヤンのレンズは距離指標がおかしい個体もあるそうなので買う時には要注意。コーティングもあり、解像力は優秀のようですので値段を考えるとコスパは高いんじゃないでしょうか。
こんな方におすすめ
- F2.8が必要でコスパを重視したい
- 重さは気にしない
- マニュアルフォーカスでも大丈夫
COSINA Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95
仕様
- 発売日 2015.6.12
- 絞り羽根 10枚
- 最短撮影距離 0.17m
- 最大撮影倍率 0.12倍(35mm判換算0.24倍相当)
- 質量 585g
- フィルター装着不可
- 最大径 φ77x82.4mm
その他特徴
- マニュアルフォーカス
- 絞りクリック切換え機構
- 着脱可能な花形レンズフード
唯一無二のフォクトレンダーF0.95シリーズで最も広角なレンズ。
その明るさはもちろん魅力的ですが、何がいいって10枚の絞り羽根がいい。最近の絞り羽根は奇数が多い中、絞った時の点光源の光芒10本ですからね。COSINA公式での作例を見ても綺麗な感じにまとまる予感。
重さは586g。結構重めです。マニュアルフォーカスで最短撮影距離は0.17m。レンズフード先端が被写体に接しそうな近さまでピントが合わせられます。そのくらい近づいて開放で撮影すればかなりのボケになるでしょう!ただ、ボケの形が10角形になるケースもあるみたい。ここら辺は光芒の美しさとトレードオフですね。悩ましい。
また、絞りのクリック音のON/OFF切り替えができるので動画には便利かもしれません。F0.95では甘い描写ですがF5.6あたりまで絞ると全体的に凄まじい解像力になるので様々な楽しみ方ができそうです。
こんな方におすすめ
- F0.95の世界に興味がある
- 広角マクロもしてみたい
- マニュアルフォーカスでも大丈夫
まとめ 携帯性に優れたラインナップ
様々な特徴がありますね。まずは自分の使い方をきっちり整理しないと選べないです…。気になったレンズはありましたか?
超広角はオンリーワンの画角です。いざ素敵な景色を目の前にした時「あぁ…超広角レンズがあればなぁ」とならないように迷っているなら買ってしまうのをオススメしたいですね。僕は何度もありましたよ、そんな経験。割と凹みますよ、マジで。
シャッターチャンスは迷っている間にどんどん過ぎていきます!
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